内視鏡検査について

当クリニックでは、上部消化管および下部消化管の検査のため内視鏡検査を行っています。上部内視鏡検査は、患者さんの苦痛を軽減させた鼻からの内視鏡(経鼻的内視鏡)スコープを導入しています。

今までの内視鏡検査といえば、口から入れることで舌の奥に当たり、“オエッ”となっていました。鼻からの内視鏡スコープは、写真の通り本体の直径が今までのものの2/3、ノドに当たる面積は半分以下でかなり細くなっています。(図左)この内視鏡スコープを、麻酔した左右いずれかの鼻から挿入し、舌の奥に当たることなく、食道・胃・十二指腸を観察します。(図右)また、内視鏡検査の最中でもテレビで自分の胃の中を見ることができ、話すことも可能なのでいろいろなことを先生に尋ねたりできます。

他院で行われたアンケートの結果でも、過去に口から挿入する今までの内視鏡検査を経験したことがあり、初めて経鼻内視鏡検査を受けた患者さんの95%が、今後、経鼻内視鏡検査の方を希望すると答えています。

しかし、鼻が通らない人の内視鏡は、今まで通り口からの内視鏡となります。