A BAD FRIEND 平成14年
12月5日
ああ言わなくても
   交遊録
BAD11
これがオイラのバカ・トモダチだ!
野郎ども
住所・不定 年齢・60歳 職業・不明
田舎にもバカはいるが、
都会にもバカは大勢いる。
バカは、どこにでもはびこる。
今回から、都会のバカを紹介する。
あまりにも多いので、まとめてマナ板に乗せる。
まとめないと、いちいちやってられない。

類は友を呼ぶ。
バカなオイラには、バカなトモダチばかりが集まる。
しっ、しっ、あっちへ行けと言っても、寄ってくる。
こいつら、
高校時代からの腐れ縁。
誰も出世しない、誰もエラくならない。
誰もくたばらないで、集まっては飲む。
40年以上の付き合いだから、
気兼ねがない。

便宜上、組の名前をつけている。
『ヤロー会』という。
組員が全員、野郎ばかりなのと、
何でもやろーかい、という意味がいちおある。
「野郎買い」ではない。
「嫌老会」でもない。
ま、どっちにしろ、たいした会じゃない。
集まって、飲んで、バカやって、おんなじ昔話と
オンナの話をしているうちに、いつの間にか
みんな、60歳になっちゃった。
ことし、還暦。
で、そのお祝いをしようと、11月に集まった。
伊豆の別荘に、7人全員が集合した。
全員、カアチャンも子どももいて、今回は家族同伴を
原則としたが、みんな手ぶらで来た。
やむなくジジイだけで自炊。

60歳と言えば、定年。サラリーマン卒業。
卒業記念にと、みんな裸になって写真を撮った。
なぜ60歳だから裸なのか。
そんなの知らない。
ホント、バカなやつらだ。


かなざわ
昔、オイラの仲人をやった。
それだけで、バカさ加減が分かる。
当時、オイラより童顔で、神父も招待客もみんなが驚いた。
こいつ、結婚し、子どもが出来てから
勤めながら大学へ通った。根性はある。
ある時、「おれも泳げるようになりたい」と言ってきたので、
「スイムなんか3日教室へ通えば泳げるようになる」
と嘘を言ったら、本気にして教室へ入り、
25m泳げるまで3ヶ月もかかった。
マラソンもだまされてやった。
定年を待たずに会社を中退し、いま、
畑を借りて野菜づくりに汗を流している。
無農薬で何でもできると嘘ついたら
信じてやっている。


そえじま
裸になるのにひとりだけ抵抗した。
でも、結局脱がされた。
昔から、何をやってもこいつだけいつも異論を述べた。
異論を述べながら、一緒に遊んだ。
純愛主義を標ぼうして譲らなかったが、
誘われて四畳半で膝をすりむいたこともある。
遊びはしたが、いつも後悔していたから、
「ムスターファ」とあだ名をつけた。
ことしの春、卒業し、釣り三昧の日々を過ごす。
じじむさいから髭を落とせとみんなに言われても、
あごをなでまわして、抗っている。

(抗議)
12月6日、本人からブリブリの抗議がきた。
「おれの貧弱な肉体を世界中にさらしやがって。
これで清廉潔白のイメージも崩れてしまった。
あんた達ホントにバカしてるね、と女房からも
バカにされた。冗談じゃねえよ」


がんちゃん
何を言われても怒らない。
怒らないぶん、ストレスがたまったのか、
いちばん早く頭が寂しくなった。
頭は涼しいが、体は丈夫。
山が好きで、ことし、日本百名山を完登した。
昔、高校の時、
みんなで大菩薩峠へ登った。
そのとき、がんちゃん、リンゴを持ってきた。
歩き疲れてたまたま腹痛になったやつが
リンゴのせいにした。
みんなで会えば、いまだにその話が出る。
40年以上も前の濡れ衣話にも、
この男、決して怒らない。


なかね
飲み物にウルサイ。
食べ物にも主張がある。
料理にも一過言持っている。
でも、何でも飲み、何でも食べる。
何でも食べて、台湾で死にそうになった。
飲兵衛である。
そんなに飲むとアル中になるぞと注意すると、
「もう、とっくになってる」とうそぶく。
ウイスキーを抱えて放さない。
昼間でもふらふら歩く。
やっと歩いてる。

(訂正とお詫び)
12月5日、これを見た本人から、「おれはアル中じゃない、
依存症じゃ」とクレームがきました。
お詫びして訂正致します。
日本語にもウルサイじゃナカネ。


わだ
別荘の持ち主。
年をとったら田舎でのんびり暮らしたいと考えて
伊豆に別荘を買った。
借金して買った。
そのローンが残ってるから、還暦を迎えてもまだ、
会社を辞められない。
会社では、窓際に座って、新聞を読み、
年金の勉強をしている。
入社したての頃、上司の娘に手を出して
出世が遅れた。
料理は下手だが、掃除は上手。
胸毛が自慢。


いしわた
単身赴任地の大阪から駆けつけたが、
「明日、会議だから」と、ひとり先に帰った。
会社の服が脱げないカイシャニンゲン

だから、カタイかと言えば、さにあらず。
飲む、打つ、買う。何でもござれ。
仲間内ではいちばんの早熟で、高校の時から
オンナのカラダについて知識を披露してた。
月経とか膣とか、みんなこいつに教わった。
顔はカタイが、体の一部はヤワラカイ。
夜はクスリを使って、せんない努力をしている。

(お断り)
12月6日、こいつからもクレームがきた。
「せめて、医学博士くらいに書いてくれ」
そう、もう少し頭がよけりゃ、産婦人科のセンセイくらいには
なれたかもな。


てつじん
飲んだら泳ぐんじゃない。