A BAD FRIEND 平成22年9月3日
ああ言わなくても
   交遊録
BAD39
これがオイラのバカ・トモダチだ!
じゅーろーさん
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明)

編集者時代、商売柄多くの作家、漫画家、
イラストレーターなどとお付き合いをした。
そのなかでいちばん長く、深く付き合い、
可愛がってもらったのがこの人。
有名ではないが、作家である。

入社してすぐオイラは「チョースケ」とか
「チョーサン」と呼ばれた。
そんな新米時代からの付き合い。
「小金井でプレーしたあと、武蔵小金井の駅前で
飲んでいたら、チョースケがなんかそわそわ
しちゃってさ、どしたのって聞くと、
きょう赤ん坊が生まれるんですなんて言うのよ、な。
じゃ早く見に行って来いって言うと、ハイって飛んで
行ってさ、まだでしたってすぐまた帰ってきた。
アパートがすぐ近くでな。
あれは竜介だったよな。ずいぶん大きくなったろ」
「ハイ、もう社会人ですよ」


めちゃくちゃ記憶力のいい人で、
何年たってもそんな話をしてくれた。

ゴルフもよく一緒にした。
「チョースケ、お前、30台で回るのにまだ
ハーフセットでプレーしてんのかよ。
そうか、金がねえから買えねえのか。
じゃ、うちに使ってないクラブがあるからそれ使え」
と、マグレガー・ターニーのアイアン、フルセット
を送ってくれた。

せっかちで、もの知り。よくしゃべるが、
これぞ東京人というしゃべり口調なので、
いくら話が長くなっても落語を聞いているようで、
話がみんな「噺」になって面白いのだった。