A BAD FRIEND 平成22年9月3日
ああ言わなくても
   交遊録
BAD40
これがオイラのバカ・トモダチだ!
ほりーちゃん
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明)

オイラより半年ほど遅れて
同じ会社に入ってきた。
同い年ということもあって気があった。
原稿を書くスピードは、オイラの4倍から5倍は
早かった。

笑う基準が同じだったので、話をすればいつも
二人で大笑いした。
一緒にゴルフをして、こいつほど
楽しいやつはいなかった。
プレーしながら笑ってばかり。
アドレスして笑い、打って笑い、
歩きながらまた笑った。
とにかく二人でゴルフをすれば
笑ってばかりいた。
でも、何がそんなに面白かったのかはいま、
思い出せない。

仕事はできたが、一か所に長くいる
というのが好きではないようで、しばらくして
ほかの会社へ移って行った。
その後も、いくつか会社を変わり、
田舎暮らしに興味を持ったと言って
長崎まで訪ねてきた。

尾戸にも気に行った場所があったが、
熊本にもっといい土地を見つけた。
てっきりそこに移るのかと思ったら、
なんとフィリピンへ移住してしまった。
なんどか手紙をもらったが、ある時、
「近所の住民が夜中まで騒いでうるさいので
他へ変わろうと思っている」と書いてきて、
その後、どこへ行ったのか
分からなくなってしまった。
「大阪で見た」という噂を聞いたが、
真相は不明。
(尋ね人:ほりーちゃん、
心配してる。連絡待つ)