A BAD FRIEND 平成14年
8月7日
ああ言わなくても
   交遊録
BAD5
これがオイラのバカ・トモダチだ!
はつお
住所・不定 年齢・不詳 職業・果物関係

飲まなければ、いいヤツだ。
気持ちが優しく、親切。世話好きで、労を惜しまない。
ところが、
飲めば、人が変わる。
ぐずぐずになる。
どーして、オイラのまわりには、
こういうヤツばかりが、集まってくるのか。
いままで登場したヤツ、みんなそうだ。
オイラも結構飲むけど、ぐずぐずにはならんぞ。
そりゃ、昔はいろいろあったさ。
でも、いまは清廉潔白だ。
自分で言うのもなんだがな。
この男、まだ、そこまで至ってない。
まだ、青い。
もうやめろ、と注意しても、「よかさ!もう一杯」
もう帰れ、と言っても、「よかさ!もう一杯」
そして、いつも、「ハハハ」
明るいから憎めない。


これは、冬、うちの掘り炬燵で飲んで
騒いでいるところだ。
完全に出来上がっているのがわかろう。 
いつもこの調子。
中央にいるのは、フェルナンデス君。
オイラが外でつくった子だ。

はつおは、某クルマ屋のトップ・セールスマンだった。
オイラが家を建てるとき造成にきていて知り合い、
意気投合した。
その頃は家業を継ぎ、ミカンを沢山つくりながら、土方もしていた。
ミカンづくりのイロハは、この男から教わった。
鶏小屋をつくるときも、露天風呂をつくるときも、
一緒に汗を流してくれた。
稲刈りもやってくれたし、アルバイトにも誘ってくれた。
ホント、飲まなければ、いいヤツなのだ。