47 ゴミ分別

Q461:あれ、何してるんですか。 A461:何って、見れば分かるだろう。ゴミの監視員よ。お前こそ、何だよ、こんな早い時間に。


Q462:いや、アジが釣れてるって聞いたので、行こうと思って。 A462:それじゃ、ちょっと待ってなよ。おれが船を出すから。そんなら電話くれりゃいいじゃねえか。


Q463:いや、帰りに寄ろうと思ってたんですよ。で、何時までやるんですか、監視員は。 A463:7時から7時半までだから、もうすぐ終わるよ。こんどからゴミの分別を細かくやることになってさ、それを徹底させるためにこうやって監視員を立てることになったのよ。それでほら、おれはいま区長代理だからさ、こうやって番をしてるってわけよ。


Q464:どういうふうに分別するんですか。 A464:燃えるゴミと、燃えないゴミ、それに資源ゴミを別々の袋に入れて出すんだよ。資源ゴミはペットボトルと、空きカン、空きビンは別にしてね。


Q465:それくらいなら楽ですね。うちのほうなんかもっと細かいですよ。
A465:これだけだって大変だよ。正直、おれなんて、いままでゴミ出したことなんてないから、ぜんぜん分かんないの。聞いてみたら、ペットボトルはフタをはずして、ラベルもはずして、別の袋に入れるとか。


Q466:それは常識でしょう。 A466:あ、そうなの。


Q467:シャツなんか、ボタンやファスナーをはずさなきゃいけないんですよ。 A467:そう、そうなんだってね。タバコの空箱なんか、3つに分けるって言ってたぜ。


Q468:ところで、誰もゴミ捨てに来ないじゃないですか。 A468:それよ、おれはさ、ゴミなんか捨てに来る人はいなくなると思ってんのよ。めんどくさいから、みんな自分ちで燃やしちゃうよ。みんなとは言わないけど、そう言ってる人が少なからずいるもん。


Q469:それじゃ意味ないじゃないですか。 A469:意味があるかないか知らないけどさ、生ゴミなんかこの辺の人はみんな庭に捨ててるよ。畑にさ。うちはコーンポストがあるからもともと生ゴミは出さないけど。車や冷蔵庫やテレビなんかだってみんな自分の山に捨ててるし、ビニールだってプラスチックだってみんな燃やすし、海辺の人なんか、なんだって海にポイだよ。


Q470:ダイオキシンや海の汚染はどうなるんですか。 A470:どうなるんだろうね。