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都会の常識
田舎の非常識
田舎暮らしを夢見る人へのQ&A
60 草払い 
Q591:お疲れ様。すごい汗ですね。きょうは草払いだったんですか。 A591:そう、地域内の道路のね。


Q592:この前もやってたみたいですけど、年に何回ぐらいやるんですか。 A592:6月と、8月のお盆前と、9月の3回。尾戸は広いから大変よ。


Q593:地域の人はみんな出るんでしょう。 A593:そう、各家からひとりずつ出てね。朝7時から。


Q594:きょうは日曜日ですけど、どこかへ出かける用があるときなんかはどうするんですか。 A594:そういうときは、前の日にまあだいたい自分の分量をやっておくとか、あるいは、出不足といって、いくらか地域に払うようなってるみたいなんだけど、これは地域によっていろいろみたいだね。


Q595:さっきここへ来る途中に見てきたら、お墓もやってましたよ。
A595:うん、うちはお墓がないからやらないけど、みんなは6時からお墓の草払いもやる。ほかに公民館の掃除というのがあって、これは当番を1回に4、5軒決めて毎月1日にやってるよ。


Q596:大変ですね。 A596:ほかにも港の草払いとか、浜辺の掃除、海底掃除とかもあるよ。


Q597:なんでも自分たちでやるんですね。 A597:そう。なんでも自分たちでやる。ま、町から少しは補助も出るんだけどね。燃料代とかのね。


Q598:そうか、田舎では共同作業が結構あるんだ。 A598:いろいろあるのよ。草もすぐ生えるけど、空き缶やビニールのゴミなんかもみんな捨て放題だから。草払いをしててもあぶなくてね。引っかかったり、跳ねたりして。


Q599:車から捨てていくんですか。 A599:この辺には歩いてるひとなんか誰もいないからね。


Q600:困ったもんですね。
A600:ビールの空き缶なんかも捨ててあるからね。あと、おむつとかね。