自給自足・半農半漁・晴耕雨読の物語
自給自足で


61 牡蠣を吊す 稚貝

牡蠣の養殖はどのようにするのか。
教えよう。
まず、漁協から牡蠣の種を買ってくる。
アコヤ貝に2〜3ミリほどの牡蠣の稚貝が
いっぱい付けてある。これが種。
この貝が72枚で1連。
うちは自分たちで食べるのが主体だから
これを毎年、12月に3連買う。
それをそのままイカダに仮に吊しておく。

2月になったら、引き上げて、
本格的に吊す作業をする。
この時点で、すでに稚貝は
2〜3aに成長している。


1本のロープに約20a間隔に
3枚の貝を取り付ける。
つまり、これが72本できる。


これを、イカダに吊す。
人は落ちても冷たいだけだからいいが、
牡蠣は落とさないようにしないと。


あとは立派に成長してくれるのを待つだけ。
海にはさまざまな生物がいて、
それらがびっしりと寄生するので、
10月頃、一度、引き上げて掃除をし、
こんどはカゴに入れ替えてまた吊す。
そして、11月になったら少しずつ上げてきて
食べる。
うっひゃー、うっめえー!と叫ぶ。