NEWS LETTER
Vol.13
 平成13年7月21日発行

さあ、夏休み
 暑中お見舞い申し上げます。
 7月19日、関東地方よりも8日も遅れて、長崎も梅雨明け。暑い夏がやってきました。関東よりも梅雨明けが遅いなんてめずらしいなと思っていたら、実はそんなことはなくて、過去10年間では、ちょうど五分五分なんだと、テレビでお天気姉さんが言ってました。知らなかったなあ。 
 長崎の夏は、ギンギラで、かなり暑いです。庭で日光浴なんてしたら、半日で全身やけどをしてしまいます。だから、父ちゃんは、日中はできるだけ外へ出ないようにしています。仕事もしません。7月20日から8月31日まで、父ちゃんは夏休みです。
 そんなに長く、と驚かれる人もいるかもしれませんが、驚いてください。サラリーマンじゃないから、休みたければ休んでいいんです。だいたい、日本人は働き過ぎなんです。異論はございましょうが、そんなに働かなくたっていいんじゃないんですか。だって、暑いでしょう。いや、会社はクーラー、ガンガンで寒いか。
 クーラーと言えば、うちにはクーラーはありません。いまどきめずらしいと言われますが、いらないんです。各部屋網戸にしておけば、風がスイスイ抜けてくれるし、夜だって寒いくらい。自然に囲まれている家のよさでしょう。都会の家は、コンクリートに囲まれているから熱が冷めずに夜も暑い。暑いからクーラーを使う。クーラーの熱風がまた空気を暖める。地球温暖化。京都議定書。よく分からないけど。 
シャコ大漁
 夏休みに入ったとたん、シャコがとれ出しました。仕方なく、休日出勤で毎日、シャコ漁です。夕方、仕掛けた刺し網を、翌朝、上げに行く。朝は5時に起きてすぐ海に出ます。
 ちなみに、きのう20日は、シャコ500g入りを6パック、コチ(大)3匹を出荷。きょう21日は、シャコ500g入りを9パック、コチ(大)を3匹を出荷して、すべて完売。
 明日も日曜日だから、味彩市(直売所)は、開店前からお客さんの行列です。あまり、がんばりたくないんだけど、がんばっちゃいます。
 シャコは、とれるのはいいんだけど、網からはずすのが大変。首の所に網が引っかかって、それをはずすのに手間がかかるんです。尻の部分に針があるので油断すると刺されます。毒はないけど激痛が走ります。
 また、きょうは、クーラー一杯でしたから助かりましたが、これがとれすぎると喜べないんです。とれすぎて喜べないのがシャコ。なぜかというと、網からはずすのに時間がかかりすぎて、売りに行く時間がなくなっちゃうから。去年も、おととしも、ありました。昼過ぎまでかかって、結局、シャコも暑さで死んでしまい、くたびれもうけ。
 父ちゃんは、空を眺めて、哲学してました。 
母ちゃん帰る
 「逃ーげた女房にゃ、未練はなーいーがァ…」と鼻歌歌いながら、洗濯していたら、ひょこっと母ちゃんが帰ってきました。2週間近く留守して、ということはその間、父ちゃんは自炊、洗濯、家事、掃除をやったわけで、「すみません、大変だったでしょう」くらいの一言はあってもいいんじゃないかと思って顔を上げたら、「あらあら、庭が草だらけ。まるで空き家みたい」とぬかすじゃありませんか。確かに、庭の草取りまではしなかったけどさ、そりゃねえだろ。それが、亭主に向かってきく口か。
 ところが、敵もさる者、「洗濯もしてくれたの、助かったあ」と言うじゃないか。翌日、別に言われたわけじゃないのに、自分で洗濯してしまいました。母ちゃんがヘルパーに出掛けている間に、食器まで洗っちゃった。
 でも、なんだか、敵の作戦にうまく乗せられてるような気がしないでもないなあ。