NEWS LETTER
Vol.15
 平成13年8月12日発行

熱中症がアブナイ
 ことしの夏は、全国的に猛暑だそうで、長崎も梅雨があけてからずっと日照り続き。熱中症で倒れる人も出ていると連日、新聞、テレビで大騒ぎ。無理をしない、頑張らない金子農園は、小学生と同じ日に夏休みに入ったのだけれど、田んぼも、畑も、ミカン園も、夏草が伸び放題。仕方なく夏休み返上で草払い。あっちの草を払えば、こっちの草が伸び、こっちを払えば、もう、あっちが伸びるといった具合で連日、悪戦苦闘。「40日の夏休み」は、有名無実。
 さらに、草払いの技術と体力が買われて、県道の草払いにまでかり出される始末。これはまあ、アルバイトでお金になるからいいのだけれど、家での草払いと違って、暑いからといって、途中で休むわけにいかない。一応、頼まれた仕事だし。アスファルトの炎天下。8時から夕方5時まで、めいっぱい働かされて、頭クラクラ。
 帰り際「明日も大丈夫」と聞くから、「明日は漁があるから」と断る。「あさっては」と言うから「あさっては日曜でしょう」。「じゃあ、月曜日は」「月曜は東京からお客さんが来るから」と逃げまくり。
 ま、ぜんぶ、ほんとのことなんだけれど、ン千円で熱中症になったらたまらんもんね。ここはやっぱり、「熟慮」せねば。   
稲穂がでた!
 8月9日、待望の雨。実に7月17日以来。畑も、庭も、田んぼも、ミカン園もみんな両手を広げて恵みの雨を浴びている。しっかり土用干しをした田に水を入れに行くと、なんと、もう、稲穂が顔を見せていた。ことしは、テレビ取材の関係で、例年より10日ほど田植えが早かったが、稲穂が出るのもきっちり10日早まっている。えらいもんだと稲をほめる。花も、野菜も、果物も、ほめるといい子が育つんだよ。
 台風の心配はあるけれど、この分だと、稲刈りも早くなる。ということは、新米でつくる『数正宗』の仕込みも早くなるの、かな。
臨海学校
 熊本へ里帰りした東京のN君が、自分の子供二人と親戚の子二人を連れて遊びに来た。いっぺんに小学生四人は、まるで臨海学校。
 下の海で海水浴。帰ってきて露天風呂。庭で流しソーメン&バーベキュー。そして花火。
 引率者のN君は酔っぱらって高いびき。子供たちは枕投げ。
 翌朝、落雷、停電、水道断水、朝食おあずけ騒ぎのあと、船遊び。夏休みの宿題の竹細工をみんなでつくって、それがお土産。嵐の2日間。
ジャック・ダニエル取材記2
 サントリーのエッセイ・コンテストで米国テネシー州リンチバーグ取材の旅に招待され、その折りの取材記第2弾が、いま、下記のホームページで紹介されています。
 父ちゃんの取材記、題名は『筋金入りの頑固さ』。
 暇があったら、読んでみてください。
 http://www.jackdaniels.co.jp/essay/essays/0606sujiganeiri_k.html 
 ちなみに、取材記1の『炭焼き師の独り言』も、デス。