平成19年10月5日 Vol 164
よかさ!
やったぜ、一等賞!
 親分!
 やった、やった、やったぁー!
 てーへんだ、てーへんだ、てーへんでぇ〜い!
 ふふふふふ藤沢周平とならんで、第一位!
 一等賞!
 名前も藤沢周平より、上! ついにやりやしたね。
 おめでとうござんす!
 ウィスキーでもバーボンでもがぶ飲みしちくれー!
 親分の好きなやつ、いますぐドーンと送りますぜ。
                           まさ

 
 船の船底塗料を塗り終わって港から帰ってきたら、子分のまさからメールが来てた。
 まもなく、infoからも電子ブック売れ筋情報のメールが届いて、びっくり。


★パブリ売れ筋情報

【パブリ Weekly Best10】(9月21日→9月27日)

 1 ↑ 金子数栄   田舎暮らしの鉄人………………………¥525 光文社
 1 ☆ 藤沢周平   三屋清左衛門残日録……………………¥473 文藝春秋
 3 ↓ 山路 薫   夜の義姉…………………………………¥420 双葉社
 3 ☆ 乾 くるみ  イニシエーション・ラブ………………¥420 文藝春秋
 5 ☆ ねじめ正一  眼鏡屋直次郎……………………………¥578 集英社
 5 ☆ 久保博司   詐欺師のすべて あなたの財産、狙われてます
…………………………………………¥420 文藝春秋
 7 ☆ 山本文緒   日々是作文(ひびこれさくぶん)……¥420 文藝春秋
 7 ☆ 赤川次郎   グリーンライン…………………………¥420 集英社
 9 − 菊地秀行   幻山秘宝剣………………………………¥735 光文社
 9 − 西村寿行   花に三春の約あり………………………¥578 徳間書店
 9 − 藤沢周平   夜消える…………………………………¥368 文藝春秋
 9 ↓ 菊地秀行   妖 魔 王………………………………¥735 光文社
 9 ↓ 北沢拓也   人妻の雪肌………………………………¥420 双葉社
 9 ↓ 藍川 京   背徳の柔肌………………………………¥420 双葉社

↑:前回よりランクアップ ↓:前回よりランクダウン →:前回と同じ
☆:初登場作品 −:前回ランク外

 やりましたねえ。なんとかベストスリーに入りたいとは思っていましたが、まさかトップとはね。
 みなさんのお陰です。うれしいこってす。ありがとうございます。こりゃ、今夜はお祝いだな。とっておきのワインとウイスキーを開けちゃおうかな。
 「おーい、今夜のおかず、なにィ〜? え、ナスとニガウリ? またかよォ。きのうもそうじゃねえか。そりゃ、嫌いじゃないよ。嫌いじゃない。ナスもニガウリも好きだよ。だけどね、同じものが続くのがイヤなんだよ。きょうはお祝いなんだからさあ…。たまにはなんか、こう、ナイフとフォークでさ、キュ、キュと切るとさ、ジュルジュルなんてうまそうな汁が出てくるような、ね、あるだろ、そういうもんがさ。なに、ナスのステーキ? ばか、なに言ってんだよ。どうして、お前はそう、ナスにこだわるんだろうね。ナスになんか借りでもあんのかよ。ない? 当たり前でしょ。ほんとに、もう。そりゃ、わかるよ。確かにうちは農家だよ。でもさ、そういう歯ごたえのないもんでワイン飲んでどうすんだよ。おれは、歯は丈夫なんだからさ。わかんないかなあ…」

もひとつ、一等賞。
 知らなかったけど、長崎はコーヒー伝来の地なんだそうな。
 父ちゃん、長崎へ来て13年になるけどその間、一度も喫茶店に足を踏み入れたことがない。コーヒーは好きで毎日欠かさないけれど、わざわざ喫茶店に行こうとは思わないし、だいいち近くに喫茶店がない。町の中心部に一軒あると聞いてはいるが、覗いたこともない。大阪から移住して来たという知人が「私は田舎に来ていちばん泣きたくなったのは喫茶店がなかったこと」と言っていたけど、父ちゃんはそんなことで泣きたくはならなかった。
 さて、コーヒー伝来の地と言われる長崎の喫茶店も、近頃はスターなんとかやらの全国チェーンの店に煽られて結構キビシイらしい。そこで何軒かの昔ながらの喫茶店主が集まって、「なんとかせんば」と立ち上がり、オリジナルの『おやじのコーヒー』というのをつくり『コーヒーに関するエッセイ&写真コンテスト』というイベントを行った。
 コーヒーは好き、エッセイは好き、写真も好き。「これは、いただき!」でしょう。ということで早速、写真を撮り、エッセイをつけて送った。これが春のこと。そしてこれも知らなかったのだけど10月1日がコーヒーの日ということで発表があった。
 父ちゃんの作品(写真下)が、最優秀賞!
 
賞品はコーヒー70杯分のチケット。

 いただき〜!
 でも、困った。1時間もかけて長崎市内までわざわざコーヒーを飲みに70回も行けないよ。で
、考えた。友だちに配ろう。
 市内には、市役所のフジモッちゃん、コージくん、県庁にはヒロちゃん、ヤマちゃんがいる。某銀行にはマッちゃんがいる。5枚ずつあげて25枚。弟子のヨースケ、ユカちゃんに5枚ずつで10枚、クミコちゃんに4枚、ケイコちゃんに4枚、キョウコちゃんに4枚、もうひとりのキョウコちゃんに4枚、カッコちゃんに4枚、ハマちゃんに4枚、君子さんに10枚、父ちゃんは1枚あればいい…と配分先を決めたのだった。
 ところが、話が変わっちゃった。
 事務局が「市内にはよく来ますか」と電話で聞いてきたので「滅多に行きません」と応えたら、「それじゃ、豆を送りましょうか」と言うので、「じゃ、そうして下さい」となって、チケットはなくなっちゃったの。それになぜか「コーヒーは60杯分」に減っちゃって。ま、それはいいんだけど、みなさん(まだ誰にもチケットのことも何も言ってなかったけど)ごめんなさいね。うちに飲みに来て〜。