平成22年10月17日 Vol 184
よかさ!
やめると言ったり、やると言ったり。
 自己診断だけど、思えばちょっと軽い「うつ」症状だったのかもしれない。
 なんとなく体がだるい、やる気がしないということで、デジカメ日記も更新するのが億劫になり、〈もう、やめちゃおうかな〉という気分になってしまった。滅多にそういう気分になることはないのだけど、ひょっとすると、男の更年期障害も重なったのかと思ってネットで調べてみたら、男の更年期度を調べるチェックシートというのがあった。
 1、異性への興味が無くなりましたか? 2、刺激的な写真を見ても勃起しませんか? 3、sexの回数はどうですか? 4、持続力はありますか?などの質問が23もあって、◯よくある ◯たまにある ◯まったくない、にチェックを入れるのだが、これじゃぜんぜん参考にならないので放棄。考えたら、もう更年期はとっくに過ぎているのだった。
 やめようかなと思うとすぐやめてしまうタイプなので、今回も何も考えず「HPやめます宣言」をしてしまった。それが大失敗。
 父ちゃんいままで二度就職し、二度会社を辞めている。一度目も二度目も、上司に辞めますと言ったら「あ、そう」と言われた。だから、何事もやめるのは簡単だと考えていた。ところが、今回は違った。「やめるな」というメールをたくさんいただいたのだ。本当に超びっくりするぐらいたーくさん。それも友人知人からだけでなく、「初めまして…」という方々から「毎日、楽しみにしていました…」と。これには参ってしまった。もちろんそう言っていただくのはうれしいのだけど、これでやめられなくなってしまった。そういうのに弱いのである。それでも根性のすわった男なら、武士に二言なしと突っ張るところだけど、もともと軟弱な草食系なので、「百姓に二言あり」というだらしなさで、あっけなく前言撤回、また続けることにしてしまった次第。いやー、今回はみなさん、お騒がせしてごめんね、ゴメンネ〜!

「希望」を捨てないで。
 何もしないでだらだらとテレビを見ていたら突然、「きょう、チリの落盤事故の救出が開始されました」というニュース。〈あれ、予定より早いんじゃないの〉とつぶやきながら見入っていたら、次々に地下に閉じ込められていた人たちが上がってきた。69日ぶりの生還。フェニックスというかごのような救出機で「希望」と名付けられた家族の待つ地上のキャンプ地へ。心細かっただろうに、絶望的にもなっただろうに、よく耐えたもんだ。えらいなあ、アッパレ!だ。そう言えば、大沢親分が死んじゃったな。
 ワイドショーは相変わらず下品で、生還者の誰それを待っていたのは奥さんではなく愛人だったとか、生還者の誰それは救護の部屋を抜けだしてガールフレンドに会いに行ったとか、どうでもいいことを伝えていた。それより父ちゃんが気になったのは、救出に向かった人たちだ。勇気あるよね。いつまた崩れるかもしれないのに。救出班は6人いたらしいけど、33名全員救出されて地上では大騒ぎ。そのさなか、まだ地下にいるんだからね。そして最後のひとりになった人、不安だったろうなあ。まわりに誰もいなくなっちゃったんだよ。こっちにもアッパレ!をあげたいね。
  父ちゃんも、どんなことがあろうと「希望」を捨てないでがんばろうっと。待っている人がいるからな。愛人じゃないけど。