平成14年6月17日 Vol 51
ワールドカップ
 FIFAワールドカップ・サッカー、日本代表、初めての勝ち点、初めての勝利、初めての決勝トーナメント進出。何にせよ初めてというのは快挙だ。選手たちはエライ、よくやった思う。
 サポーターは、ちっともエラくない。テレビのアナウンサーや評論家もエラくない。サッカーに限らず何でもそうだけど、見て騒いでいるだけの連中は、ぜんぜんエラくないのだ。見て騒ぐんじゃなくて、やる人になりなさいよ。
 テレビを見ていると分からないことがいくつもある。にわかサポーター、これが分からない。ベッカム、ベッカムと騒ぐ女はもともとバカだから分かる。橋から飛び込む男もバカだからこれも分かる。でも、「興奮した」などとテレビに向かって得意そうにしてる男が分からない。あんた、それどころじゃないだろう。でも、まあ、これもいいか。山形県庁にお勤めのみなさんはご苦労様。野暮なやつが上にいるとツライでしょうと慰めたいところだけど、休暇をとらないあんたがいけない。ちなみに、琴海町役場の友人に聞いてみたら、チュニジア戦のとき、みんなおとなしく仕事してたって。これじゃ町は元気にならないよなあ。 
タイガー・ウッズ
 夜は遅くまでサッカー。朝は6時から全米オープン・ゴルフ。
 忙しいったらありゃしない。タイガー・ウッズ。あれは一体何なんだろうね。アイアンで250ヤードをキャリーでオンだって。笑っちゃうよね。別世界の人って、どこの世界にもいるんだ。
 夕方、近所のゴルフ場を散歩していたら、知り合いのプロゴルファーとその息子が練習してた。中学生のその息子に飛距離を聞くと、「ドライバーで270ヤードくらいかな」だって。ゴルフは遠くなりにけり。
 日曜日、ゴルフの弟子のSが理事長杯の決勝戦に残ったというので、応援に駆けつけた。いまハンディ10だから、勝てばシングル入りは間違いない。しかし、弟子はいいところなく敗戦。惜しくもチャンピオンの座を逃した。フェアウエイを歩くのは7年ぶり。勝った試合、負けた試合、少し昔のことを思い出す。「またやってみるか」チラッと、その気になった。
リハビリ・センター
 出腹をへこまそうと、スポーツジムに通い始めたが、どうも、昔通っていたジムと雰囲気が違う。何かが違う。で、気がついたのだが、若い男や若い女がひとりもいない。みんなジジ、ババばかりなのだ。レオタードなんてぜんぜん、ドキッなんてこともマッタクなし。どこかで見た光景だなと思ったら、そうだ、病院のリハビリセンターだ。あるいは老人ホーム。
 でも、よくよく考えてみれば、それはそうなのだ。平日会員なので、通うのは平日の昼間。この時間帯にジムへ通う若者なんているわけがない。旦那を送り出した暇なババアと、定年過ぎたジジイの集団。お陰でトレーニングマシンは使い放題。スイミングプールも歩いてる年寄りばかりなので泳ぐコースは独り占め。
 ジムへは5回行った。1回約3時間。サウナにも入る。朝飯を2膳から1膳に減らし、晩飯は思い切って食べないことにした。これで2週間。で、出腹はどうしたか。へこむどころか、体重が2`増えた。 
ジジイとババア
 人のことをジジイだ、ババアだというお前は何なんだと言われそうだが、ハイ、わたしもジジイです。
 娘が孫を連れて里帰り。父ちゃんは久しぶりに、ジイちゃんと呼ばれています。
 もうすぐ1歳。伝え歩きをするので、手の届きそうなところはぜんぶ片づけた。ちょっと目を離したすきに、ウイスキーの入ったコップに手を突っ込んだり、新聞をビリビリ破いたり、いろいろやってくれる。一日かけて作ってやったおもちゃのスポーツカーやロボットは、たった10秒遊んだだけでポイ。
梅雨入り
 久しぶりに雨が降って、「九州も梅雨入りした模様」というのであわててイモさしをしたら、翌日からまた夏模様。それから1週間、雨なし。先月は五月晴れがなくて日照不足、今月は雨が欲しいのに雨降らず。海は水温が上がらず不漁続き。これが、自然の中での暮らしデス。
ハチミツとり
 ことしも、ハチミツとりをした。
 例によって、悪友ハマちゃんと、今回は先鋒役のKがドタキャンで逃げたので代役Mさん。
 ハチミツとりの手順は、つぎのように行う。
1、巣箱を開け、煙をいぶし、何万匹の蜂をどかす(当然、このときがいちばん蜂に刺されやすい。Mさんにま かせる)。
2、取り出した巣を、少し離れた場所に運び、蜜の詰まったフタを包丁で切り落とす(運び役もアブナイのでハマちゃんにまかせ、父ちゃんは安全な包丁役はいつもの通り)。
3、それを分離器にかけ、蜜を取り出す。
4、持って帰り、びんに詰める。
5、チヌの刺身とビールで祝杯を上げる。
6、山分け(父ちゃんとハマちゃん20本ずつ、Mさん6本)。