平成15年3月25日 Vol 78
 
 3月19日、長崎地方の桜開花。例年より6日早いとか。
 早いよねえ。なんだか、どんどん早くなるって感じ。入学式には桜、というイメージがあったけれど、いまでは卒業式に桜だもんね。桜祭りを企画しているところは困ってるらしい。予定した日より早く咲いちゃって、祭りの当日は桜がみんな散ってたなんて。
 「花見をしようぜ」のお誘いが、あっちからもこっちからも。父ちゃん、大勢でわいわい酒飲むの好きじゃないから、この時期、逃げまくるのに四苦八苦。花見は好きだが、騒がしいのは嫌い。我が家の1本桜でも愛でながら、君子さんとふたりで飲むのがいちばん。いや、いまは桃のほうがきれい。桃園にござを敷こう。
 『仙人の桜、俗人の桜』(赤瀬川源平著・平凡社)、オモシロイ。 
卒業式
 19日、地元、尾戸小学校の卒業証書授与式にお呼ばれして行って来た。
 例によって、オンボロ軽トラにいっちょうらのスーツできめて颯爽と。いや、颯爽じゃないか。
 「ことしはテレビは来ないんですか」と聞かれる。そう毎年は来ない。
 卒業生11名。みんな保育園時代からの顔見知り。6年生の時、金子田んぼの草取り体験学習にも来た。父兄も先生も来賓も、ほとんど顔見知り。やあやあ、どうもどうも。仰げば尊しも、日の丸もあり。むずかしいことはなし、田舎の小学校は、小学校らしくていい。  
もずく漁  
 21日、もずく漁解禁。でも、昨年と同様、ことしももずくが少ない。まるでいない。
 なぜかは分からないが、とにかく見えない。
 で、漁協からは、売るのはまかりならんが、自分で食べる分だけは採ってよし、との指令。
 食べる分だけ採ってくる。
 桜眺めて、もずくをすする。春だねえ。   
お彼岸
 21日、春分の日。遠いのでお墓参りは失礼して、おはぎを食べる。
 うちで採れたそら豆のあんこでこしらえたおはぎ。海から帰って昼に3個。3時に1個。口直しにもずく。夜はさすがに食べない。本格焼酎におはぎはいけない。いくらなんでも焼酎に失礼だ。
 翌朝1個。まだ残っているがもうたくさん。
 「なんで食べないの」 「飯がかたくなってるもん」
 「チンしたらやらかくなるよ」 「いらないっちゅうの」   
総会
 23日、地区の総会。
 決算と新役員の選出。区長と、区長代理、会計、そして新しい班長を決める。
 区長は継続ということですんなり決まったが、いろいろあって、ことしから区長代理は選挙で決めて、その区長代理(会計兼務)が来期の区長を務めるというシステムをとることとなった。で、選挙。
 目立たぬように、はしゃがぬように、陰に隠れていたのに、当たってしまった。いちばん不得手なこと、いちばんやりたくないこと。マイッタ。ほんと、マイッタ。
 でもな、マイッてても人生暗くなるだけだし、ココロ入れ替えて、ヤルっきゃないか!