平成15年11月8日 Vol 90
冬の始まりの、ありふれた一日
 11月8日(土)立冬。暦の上ではもう、冬なんだね。
 そう言えば今朝、テレビの天気予報で、「札幌では雪でしょう」って言ってた。
 「札幌では雪だって」 「えー、こっちはTシャツ1枚なのに…」
 「庭のしだれ桜が咲いてるの見た?」 「うん、きのう写真撮った」
 そんな朝の会話で始まった金子農園。
 冬の始まりの、ありふれた一日、あたりまえの暮らし。
 6時半起床。まん丸の朝日を眺めながら朝食。玉子かけご飯と、アジの干物、梅干し、キュウリのお新香。(二人とも朝から用があるので漁は休み)。とうちゃんは、7時からゴミ分別の指導員で地区のゴミ・ステーションへ。君子さんは、食料改善グループの集まりとかで8時に家を出る。「お昼はラーメンがあるから作って食べてね」「…」。
 8時、スターバックスを飲みながら、朝日新聞を読む。CDはコルトレーンの「ソウル・トレイン」。
 9時、ピアノの練習。ブルグミュラーの23番「再会」。
 10時、木工。○○をつくるための蒸留器づくり。
 12時、昼食。12時半、メールを読む。イマイさんと、ホンジョーくんと、Kちゃんから。
 1時、読書。星野道夫の「ノーザンライツ」
 2時、イマイさんに頼まれたコピーをとりにローソンへ。ついでに、つぐちゃんのところへ新築のお祝いを持っていく。
 3時、薪割り。
 4時、よしずとよしずのやぐら片づけ。牡蠣吊し用具の片づけ。君子さん帰宅、のら仕事。
 5時、風呂焚き、愛犬ゆめの散歩。カゴ上げ(明朝雨の予報なので網入れは中止)。
 6時、入浴。パソコン(講演の資料づくり)。
 7時、夕食。満月がキレイ。カワハギの刺身、ジャガバター、銀杏、大根葉の炒め煮。本格焼酎「初蔵仕込み串木野」5杯、メバルのみそ汁、ムカゴご飯。
 8時半、パソコン(HP・これを書いてる)。君子さんは、本格○○○を仕込み中。 


牡蠣がとれたのなんのって

 牡蠣の水揚げをした。なんと、ことしはチョー大漁!!!!!!!!!!!!
 数えたわけじゃないけれど、見た目、昨年の3倍、いや5倍はあるな。
 去年はゴミの中から牡蠣を見つけ出すといった感じだったが、ことしはヘドロもショウガもなくぜんぶ牡蠣。きれいなもの。ぎっしり牡蠣がついている。重くて持ち上がらないほど。海の中から引き上げるのがタイヘン。ヨースケが加勢にきてくれたので大助かりだったが、それにしてもビックリ。これじゃ3年かかっても食べきれない。売るっきゃない。家の前のゴルフ場の入り口に店を出そう。
 牡蠣イカダもつぶれるわけだ。そう、重くてイカダがつぶれちゃったのよ。で、作り直し。
 ぶっとい孟宗竹を30本切ってきて、浮きは漁協で買ってきた(1個3200円を一人4個あて、3名で12個・共同)。番線とロープも購入。締めて一人1万6千円の出費・あがりの飲み代含む)。それに、牡蠣のタネ代が3300円。だからまあ、少なくとも2万円は売らなきゃいけないということ。ただで出来てるようだけど、ただでは出来ていないのだよね。
 さっそく、ヨースケ夫妻と庭で今シーズン初の牡蠣バーベキュー。牡蠣はナマもうまいけれど、やっぱり炭で焼くのがいちばん。4人でざっと100個をペロリ。うーん、食った、食った。
 「食べたい!」と言うひとには送ります(ただし、友だちに限ります)。
 
年寄りの冷や水というやつで
 トシなんだと思う。老化してるんだと思う。テニスをやったら、膝が痛くなった。
 歩けないほどに痛い。地区のスポーツ大会も、若者に混じって年寄りがひとりいきがってソフトボールに出場させてもらったが途中棄権。やっぱり、ゲートボールなのか。
 タグチ先生のおかげで肩痛が少し和らいだと思ったら、こんどは膝痛。どうしようもない。
 で、またタグチ先生に泣き言を書いたら、折り返し図解入りのていねいな治療法が届いた。ただいま、リハビリ中であります。

エッセイで落選、メバルカゴも盗まれた
 いままでけっこうな確率で入選してたエッセイ。こんどもイケルと思って捕らぬ狸の皮算用をしてたのに、あっさり落選。これで授賞式の東京行きは絵に描いた餅。さては肩、膝についでペンを握る腕まで鈍ったか。そう言えば近頃、いいことはない。牡蠣イカダの竹を切っていて、眉間に傷をつくった。メバルカゴも盗まれた。