自給自足・半農半漁・晴耕雨読の物語
自給自足で


46 薬のこと (薬草)
☆
月に2回ほど、二日酔いになる。
もう飲まないぞ、と宣言するが、3日もたてば
ケロッと忘れる。
それでずーっと来た。筋金入りだ。
きのうもひどい二日酔い。
いつもの通り、夜中に起きて水をがぶ飲みしてトイレ。
朝また、コップ一杯の水。
「酔い覚めの水千両!」
これでいつも治るのだけど、こんどばかりは
なぜか、いつまでも頭ガンガン。
迎え酒という手もあるが、
これはあまり信用していない。
妻が、買い物に出たついでに薬局で
薬を買ってきてくれた。
二日酔いにバッチリ効くと言われて買ってきたという。
妻も、実は飲み過ぎていたのだった。
「ガスター10」という薬。
☆
ぼくは、昔から薬というやつが嫌いで、普段は
ほとんど飲むことがない。
風邪を引いたら、頭から布団を被って寝る。
お腹が痛いときは水を飲む。
これでたいていは治る。
いや、最近はいろいろ庭から葉っぱを採ってきたり
近所のバアサマに教わった田舎薬で
間に合わせている。
☆
咳が出たときはオオバコ。
神経痛ならビワの葉。
やけどにはナマコのくされやカエルの卵。
切り傷にはヨモギ。
肝臓ならウコン。
ゲンノショウコは、医者入らずと言って
下痢止め、整腸、湿疹、うがいなど
何にでも効く。
ハーブも、滋養強壮、健胃、精神安定など、
これまた万能薬だ。
☆
で、このガスター10という薬。
飲もうと思って手に持って、たまたま
テレビのニュースを見ていたら、
なんと、アナウンサーが、
「その薬の副作用で死者も出ています!」
☆
ひぇー!
☆
もしテレビでニュースを見ていなかったら、
ぼくも妻も、死んでいたかもしれないのです。
怖いです。
薬は、自給自足に限ります。