ちょうちょ

『ちょうちょがちょうちょがしんじゃったよー。ちょっとふざけただけなのに。』
死というものに直面した少年はただ泣くばかり。

泣いている少年は気づかない。
ショックで気絶しただけのちょうちょは息をふきかえす。

氏の右手で表現されるちょうちょは身体とは別物として宙に舞う。

一人の人間がまったく違うものを同時に表現してしまう。

フィーリングアート パントマイムの至芸である。