ウエスタン 映画思考


ここはとある リトルタウンの酒場。
命知らずの伊達男たちが大いに飲み騒ぎ、カード遊びに興じている。

喧騒の中、ひとりの老ガンマンがカウンターの隅で
静かにグラスを傾けている。
この男、実はかつて名を轟かせた西部一のガンマン。

すると突然一発の銃声が店内に響いた。
酒の勢いで調子に乗った若者が
「俺は西部一の早撃ちだ!」
と叫び、拳銃をぶっ放しはじめたのだ。

その若者、静かに飲んでいる老ガンマンの姿が目にとまり、決闘を挑む。

静かに振り向く老ガンマン。
いきがり睨みつける若者。

二人の視線が合い、互いに拳銃に手をかけた瞬間、硝煙が立ち上る。
次の瞬間、若者は膝から崩れ落ちていく。

老ガンマンは無言のまま、寂しげな背中を残し
ドアから表通りへ出て行くのである。




映画の中の西部劇のワンシーンはこんな筋書きだよね

ここで思うことは 自分の技量を過信し のぼせあがって 調子づいた者は一発でやられる。
本物は 技量を見せびらかす事無く 店の隅で 静かに飲んでいるということ。


人間 思い込みが激しく 調子づき過ぎると 足元が見えなくなる。
現実がわからなくなるものだよね。

あまり有頂天になりすぎないように 地に足を付けて
自分というものを作り上げないと
一発で殺されるよ!!

何よりも大切な命がなくなるぜ!


調子づき過ぎた者は 最初に 一発で 撃たれる


かとうひさくに