A BAD FRIEND | 平成15年 5月18日 |
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ああ言わなくても 交遊録 |
BAD21 | |
これがオイラのバカ・トモダチだ! | ||
ほんじょうくん | ||
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明) | ||
☆ 自分が、「若いやつ」という言い方をしたのは一体、 いつ頃からだったろう。 詳しいことは覚えてないけれど、それは多分、 オイラがトライアスロンを始めた頃だったような気がする。 45歳の時だ。 若い仲間と一緒になって練習し、レースに出て、 「勝てない」と分かった時、「あ、おれはもう、若くはないんだ」 と実感した。 それまでは、野球でも、山でも、ゴルフでも、 そう、仕事だってまだ、自信を持っていた。 ☆ ちょうどその頃、 この男に出会った。 若くて、ライバル誌の編集長で、 「いい文章を書くな」と意識し、名前は知っていた。 たまたま、ハワイで一緒になる機会があって、 数日間、一緒に過ごした。 センスがよく、明るく、雰囲気があって、品がある。 英語もペラペラ。それでいい文章を書かれたんじゃ、 とても勝ち目はない。 自分の潮時を悟った。 ☆ それから、10年後、 不思議な再会を果たす。 オイラはいろいろあって、長崎に下って百姓。 この男もいろいろあって、雑誌、『夢田舎』の編集長。 長崎まで訪ねてきた。 原稿を書けと迫る。 よいしょのうまさは天下一品。 人柄の良さと、おだてに乗せられて書いたら、 『田舎暮らしの鉄人』と、また持ち上げられた。 あとはズルズル。 「また原稿をいただきに行きまーす」 とわざわざ東京からやって来て、飲む。 素朴な田舎料理が好きで、 何を出しても、 「すっごーい。おいしーい」 だから、妻よろこぶ。 ☆ 元ラガーマン。 いまビアだるマン。 カラダの幅も広いが、活躍の場もマルチ。 きのうはロンドン、きょうタヒチ。 編集長のかたわら、プロダクションの代表、 ディレクター、プロデューサーもこなす。 愛妻家にして、愛犬家。 しかしてその実体は、 陽気な飲み助。 |