A BAD FRIEND | 平成16年9月1日 | |
ああ言わなくても 交遊録 |
BAD32 | |
これがオイラのバカ・トモダチだ! | ||
みつぐばあ | ||
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明) | ||
☆ みつぐばあの、「ばあ」というのは、お兄さんとか兄イとか、 そういう意味で、目上の男の人に対して言う尊敬の言葉で、 決しておばあさんという意味ではない。 まあ、だからこの人も、オイラよりは年上で、 ババアではない。れっきとしたジジイである。 ☆ 隣町の山の中に住んでいて、 イノシシを飼っている。 ミツバチも飼っている。 炭焼きもしている。 米も自然農法でつくっている。 うなぎ屋もしている。 ☆ 露天風呂が好きで、 ときどき、うちの極楽湯に入りに来る。 来るときは、たいてい、 しし肉か、うなぎをお土産に持ってきてくれる。 だから、しばらく顔を見せないと、 こっちから電話する。 ☆ オイラの養蜂の師匠だ。 うちの和蜂は、結納金無しでここから 嫁入りしてきた。それはいい嫁で、 よく働く。 イノシシも飼うなら持って行ってよかよ と言ってくれるが、いや、 肉だけでいいですと断っている。 ☆ イノシシのような顔をしているが、 人はすこぶるいい。 無口で、なかなか口を開かない。 余計なことは言わない。 黙って焼酎を飲む。 滅多に笑顔も見せない。 そこがいい。 |