A BAD FRIEND | 平成22年9月3日 | |
ああ言わなくても 交遊録 |
BAD39 | |
これがオイラのバカ・トモダチだ! | ||
じゅーろーさん | ||
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明) | ||
☆ 編集者時代、商売柄多くの作家、漫画家、 イラストレーターなどとお付き合いをした。 そのなかでいちばん長く、深く付き合い、 可愛がってもらったのがこの人。 有名ではないが、作家である。 ☆ 入社してすぐオイラは「チョースケ」とか 「チョーサン」と呼ばれた。 そんな新米時代からの付き合い。 「小金井でプレーしたあと、武蔵小金井の駅前で 飲んでいたら、チョースケがなんかそわそわ しちゃってさ、どしたのって聞くと、 きょう赤ん坊が生まれるんですなんて言うのよ、な。 じゃ早く見に行って来いって言うと、ハイって飛んで 行ってさ、まだでしたってすぐまた帰ってきた。 アパートがすぐ近くでな。 あれは竜介だったよな。ずいぶん大きくなったろ」 「ハイ、もう社会人ですよ」 ☆ めちゃくちゃ記憶力のいい人で、 何年たってもそんな話をしてくれた。 ☆ ゴルフもよく一緒にした。 「チョースケ、お前、30台で回るのにまだ ハーフセットでプレーしてんのかよ。 そうか、金がねえから買えねえのか。 じゃ、うちに使ってないクラブがあるからそれ使え」 と、マグレガー・ターニーのアイアン、フルセット を送ってくれた。 ☆ せっかちで、もの知り。よくしゃべるが、 これぞ東京人というしゃべり口調なので、 いくら話が長くなっても落語を聞いているようで、 話がみんな「噺」になって面白いのだった。 |