A BAD FRIEND | 平成22年9月8日 | |
ああ言わなくても 交遊録 |
BAD44 | |
これがオイラのバカ・トモダチだ! | ||
おけいさん | ||
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明) | ||
☆ 『おじいさんの台所』で日本エッセイスト・クラブ賞 を受賞している。作家である。 オイラのエッセイを読んでくれて、 わざわざ東京から尾戸まで会いに来てくれた。 大村湾のナマコを食べさせたらすっかり気に入って それから毎年、声がかかる。 ☆ 日本で初めての女性ばかりの会社 『アイデア・バンク』を設立。 日本の生活文化を伝承させるために 『傳承塾』も立ち上げ、 近年は、高齢問題に取り組み 『オパール・ネットワーク』 を主宰している。 全国を講演活動で飛び歩き、 九州へ来ると必ず、尾戸まで足を伸ばして 寄ってくれる。 ☆ 琴海町でも講演してよと頼んだら、 「いいよ」と軽く引き受けてくれた。 我が家に泊まって、翌朝、 スーツをずらりと並べて「どれが似合う?」 見たら、藤色、牡丹色、菜の花色の上下。 「女はね、いくつになってもおしゃれしなきゃ だめなの。それが元気の秘訣!」 ☆ オイラと同じ午年だが、ひと回り上。 マラソンの話をしたら、やけに真剣に聞くので、 「70歳でやめる人は多いけど、70歳で 始める人はいないよ」とけしかけると、 本当に走り始めてしまった。それが10年前。 今年の春、 「山中湖マラソン、10回目完走果たしたよ」 と手紙をもらった。すごいお姉さま。 ☆ 得度して、浄土宗の僧侶でもある。 「わたし、2号さんなの」 抱えてきた『久保田』をふたりで酌み交わしていたら 突然そうおっしゃるので「えっ」と引くと、 「お酒は2合と決めている」だって。 それ以上は決して手を出さない。 上京して赤坂の事務所に顔を出すと、 「何食べたい?」と聞くので、 「上等の寿司」と応えると、 連れて行ってくれる。 |