８月２３日
交遊録
コイツも飲み助だ。
飲み出したら、とことん飲む。
途中で止まらない。行くとこまで行く。
そして、最後はつぶれる。
どうして、みんなこうなのだ。
いままで登場したヤツ、全員これ。
そのワケを、オイラ、こう分析した。
尾戸には電車がない。電車がないから、終電もない。
「電車がなくなるから先に失礼します」ということがないのだ。
この男、バカトモ３号さとうさんの息子だ。
血は引いている。
バカトモ４号つぐちゃんの親友でもある。
似たもの同士、いつもケイタイでつながっている。
四六時中、ケイタイ。男同士、写メールで、
「いま、なんばしよっと」
３０分ごとにかけ合ってる。お前ら、ホモか。
☆
人はいい。心が優しく、並はずれて親切。
世話焼きで、なんでも惜しみなくやってくれる。
田植えも、稲刈りも、オイラは見ているだけでいい。
終わってからイッパイ飲ませれば、それで一件落着。
海が好き。
飲んでも行く。
「飲んだら行くな」と言ったのに、こないだも頭から海に落ちた。
若いから、威勢がいい。身長１８０㌢を越す長身。
手なんかまるでユンボのバケットだ。
仕事は建設関係。ユンボの腕は一流。
喧嘩なら誰にも負けないとうそぶくが、
姐さん女房の母ちゃんには頭が上がらない。
かわいいヤツだ。
