A BAD FRIEND | 平成14年 9月23日 |
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ああ言わなくても 交遊録 |
BAD9 | |
これがオイラのバカ・トモダチだ! | ||
きーぼう | ||
(住所・不定 年齢・不詳 職業・不明) | ||
☆ まぶしいとき以外は、ギョロ目である。 ギョロ目の西川きよしに似てるので、仕事場では 上司から、「きーぼう」と呼ばれている。 5時を過ぎて夜のネオン街へ繰り出すと、 オネエサンたちからは、「えびさま」と呼ばれる。 12代目市川団十郎である。 7年前、オイラが新聞に載ったのを見て 訪ねてきた。 オイラも妻も、「団十郎が来た」と思って、 たまげた。 妙に気が合って、家族の付き合いになった。 ☆ 二人で仲間を集め、 佐世保で行われていた、「夢のふねコンテスト」という 手作り船の競技大会に出場し、いきなりぶっちぎり優勝。 賞金30万円を獲得して、その晩みんなで飲んで騒いだ。 翌年もまた勝って2連覇。 ひんしゅくをかった。 オイラが選手、団十郎がマネジャー。 ふねづくりに100万円かかったが、マネジャーが 金をかき集めたので仲間の出費はゼロ。 団十郎、チカラがある。 ☆ チカラはあるが、ゴルフのボールは飛ばない。 がたいはでかいのに飛ばない。 いくら教えてもうまくならない。 でも、うどんをつくるのはうまい。 いいダシをつくる。 ☆ 長崎の超有名企業に勤めていたが、最近、某病院へ 出向を命じられ、職場が変わった。 その病院が誰でも知ってる精神病院。 「最近、彼、見かけないね」 「あそこの病院に行ったらしいよ」 「あ、そう。とうとう入院させられたバイね」 ☆ 「あそこのご主人、あの病院に通ってるんですってよ」 「まあ、気の毒に。そう言えば、ね」 などと、どんどん噂が広がって、 「金子さん、助けてくださいよ」と、 泣いている。 |