OH !JAPANESE | オドロク尾戸録 |
声に出して言われてもワカラナイ日本語 | |
その47 |
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〔てしお〕 近所の友だちと飲んでいたときのこと。「金子さん、ちょっとそこのてしおばこっちにとってくれんね」と言うので、目の前にあった食卓塩の小瓶をとってあげると、「塩じゃなか!」と笑われた。「塩じゃない、じゃ、何よ」「そこの小皿のことさ」。小皿がてしお? 知らなかったが、帰って辞書を調べたら、「手塩=手塩皿の略」と出てた。そういえば、「手塩に掛ける」と言うな。語源由来事典を見てみよう。「手塩に掛けるの手塩とは、食前に添えられた少量の塩のこと。手塩は味加減を自分で調えるよう置かれていたため、自ら面倒を見ることを手塩に掛けると言うようになった」「元は膳の不浄を払うために小皿に盛って添えたものであった」だって。なるほど、ナルホド。 |
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●バアサマの言い伝え(暮らしの知恵・格言集) | |
○なまこのくされはおこぜに効く。 なまこをそのまま瓶に入れて密封しておく。腐って臭くなるがそれをおこぜに刺されたときに塗れば痛みが取れる。だからいつも舟に乗せておけと言われたが、いけねえ、まだつくってなかった。 |