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都会の常識
田舎の非常識
田舎暮らしを夢見る人へのQ&A
82 お盆 
Q811:こんにちは、金子さーん。○○でーす。いつもお世話になってまーす。君子さんやゆめちゃんは元気ですか。 A811:は? えーと…。


Q812:毎日、ホームページ見せてもらってます。これが、「海の見えるカフェ」ですね。コーヒー飲ませてもらえますか。 A812:はい、どうぞ。あの、どちらからですか。


Q813:東京からですけど、実家が尾戸で。お盆で里帰りなんです。 A813:尾戸ですか。○○さんていうと、じゃあ、お父さんは○○さん?


Q814:はい、そうです。 A814:そうですか。お父さんやお母さんにはいつもお世話になってます。


Q815:普段なかなか里帰りができないので、金子さんのデジカメ日記を見て、懐かしがっているんです。この間は尾戸小で講演をされたんですよね。
A815:ああ、この前ね。地域の先生ということで。そう言えば、この間あなたのお母さんに会ったら、「東京にいる娘が金子さんのホームページを見ているので私たちより尾戸のいろんなことを知っている」と笑ってましたよ。


Q816:私がいつも東京経由で電話して教えているんです。 A816:お盆はみなさん帰省されるんですね。さっきもジョギングしてたら、お墓の前にいっぱい見慣れない車が止まっていて、お墓には大勢の人が出てました。


Q817:お盆は兄弟も友だちもみんな必ず帰ってくるので、会えるのが楽しみなんですよ。 A817:私なんかはお盆だからといって何もしないし、里帰りという習慣もないし、だから田んぼへ行ったりして、「お盆に働くもんじゃなか」なんて近所の人に怒られたりする。


Q818:私らはお盆にはお墓参りするというのが当たり前と教わって育ってますから。金子さんはお墓はどうなってるんですか。 A818:お墓は向こうにあるけど、ときどき上京したついでに寄るくらいかな。だから、こっちへ来て、みなさんがお墓というかご先祖をすごく大事にするのを見て驚いたもんね。お盆以外でも普段からお墓に花を絶やさないし、きれいにしている。若い人だってきちんとお墓参りするし、精霊流しも賑やかだし。


Q819:東京では精霊流しみたいなことってないんですか。 A819:ないねえ。子どもの頃、ナスやきゅうりで牛や馬をつくった覚えはあるけど、いまは何もしない。


Q820:なんか、東京の人は冷たいって感じ。 A820:そうね。はい、ホットコーヒー、お待ち!