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都会の常識
田舎の非常識
田舎暮らしを夢見る人へのQ&A
85 続・売り家 
Q841:あのー、すみません、いま見て来たら看板がなくなってたんですが、アレ、売れちゃったんですか。 A841:アレっていうと。


Q842:あの売りに出ていた家のことですけど。 A842:ああ、あの家ね。売れたみたいですよ。なんかどこかのお年寄りが買ったとか聞きましたけど。


Q843:この前見たら、380万円って出てましたけど。 A843:そうね、最初は780万円で、すぐ680万円になって、そのうち380万円に下がってたんで、えーっと思って。


Q844:土地が150坪でしょ。土地だけにしたって安いですよね。思い切って買えばよかったなあ。それともなんか訳ありなんですか。 A844:さあ、どうなんでしょう。


Q845:ところで、向こうの海辺の土地ははもう家も建って引っ越してきてましたね。
A845:ああ、あれは東京の人と聞いてますけど。庭なんか手入れしてますね。


Q846:結構、越してくる人がいるんですね。 A846:最近、多いですね。


Q847:みんな、地元の人とはうまくいってるんですか。 A847:うーん、いろいろですね。うまく溶け込んでいる人もいれば、そうじゃない人もいるよ。


Q848:どちらのタイプが多いですか。 A848:やっぱり、我が道を往くという人のほうが多いよね。さっきの海辺の家の人も、新築するとこの辺では餅まきをする風習があるんだけど、そんなのはしなくていいと言ったらしいし。


Q849:揉め事とかはないんですか。 A849:水のことで地元の人たちともめて裁判沙汰になったという人もいるし、いろいろありますよ。隣の人と口も聞かないという人もいるし。


Q850:せっかくいい場所に移ってきても、孤立してたらつまらないでしょうにね。 A850:そうね。仲良くしたほうが暮らしが楽しくなると私なんかは思うけど、そうじゃない人もいるんだよね。