自給自足・半農半漁・晴耕雨読の物語
自給自足で


81 はた織り (手織り)

障害者がはた織りしている現場とその作品を
見せてもらって感動し、自分もやってみたくなり、
織機を自作した。
毛糸は家にあった物を使い、早速織ってみた。
織る作業は単純なのでそれほど難しくはないのだが、
織り始めるまでの準備に手間が掛かる。
言葉で説明するのがとても難しいのだが…。

1、まず縦糸を整形台という器具に掛けて
糸を整える。
2、その縦糸を「おさ」と「ヘルド」という器具に通す。
縦糸を100本使うとすれば、その100本の
縦糸を1本ずつ細かい穴に通すのだから、
これは根気がいる。これを「へ通し」という。
3、へ通しが終わったら、「糸ローラー」と
「クロスローラー」という器具に巻き付ける。
これも手間の掛かる作業だが、これが終われば
いよいよ織り始める。
4、どちらか一方のペダルを踏むと、
縦糸が1本おきに上下に開くので、
その縦糸の間に横糸を通す。
右から通したらつぎは左から。
これを繰り返せば布が織れるというわけ。