平成16年9月1日 Vol 111
よかさ!
台風で稲がやられて
 台風16号が暴れて過ぎていった。
 稲が倒された。
 お願いそれだけは勘弁してと祈っていたのだけれど、だめだった。ことしはよくできていたのに…。
 まだ実が入ったばかり。完全に実るまでまだ、ひと月ほどある。収穫間際なら、手で刈ってしまえばそれでなんとか済むけれど、この時期ではつらい。
 でも、全壊というわけではない。一部半倒だから、まだよしと考えるべきか。そう思うしかない。できただけいただこう。それでいい。自然の中で生きているのだから。
 もっとひどいときもあった。
 近所のひとがいたので、倒れた稲はどうすればいいですかねと聞いたら、「ほっといてよか」と言われた。完全に倒れて水につかっているわけではない。力のあるやつは自分で立ち直るし、そうでないやつは死ぬだけ。ほっとくしかないということか。みんな何度もそういう目に遭ってきて、ときには落胆し、ときには絶望し、それでも何度も立ち直ってきた。じたばたするより、ありのまま、自然のままにまかせろということかもしれない。
 
ことしの夏はテレビばかり見ていた
 喜んだり、あわてたりしながら、やがて夏も過ぎていくわけだけど、それにしても今年の夏は暑かった。
 いつまでも続いた真夏日、熱帯夜もそうだけど、甲子園のほかに熱いアテネがあった。
 暑いときは仕事をしない、を信条としているので、ことしの夏はテレビばかり見ていた。
 高校野球は、どこを応援するわけでもない。野球が好きだから、ただプレーを見ているだけ。ダルビッシュ君にも、佐世保工高にも興味はない。日大三校は少し気になったが。
 野球はいまでもしたいと思う。チームがあれば入りたい。でも、この辺にはソフトボールのチームしかない。ソフトボールはやる気がしない。
 アテネも、なでしこジャパンは見ないで長嶋ジャパンを見た。「長嶋命」ジャパンは、まるで高校野球を見ているようなところがあり、面白くもあり、またつまらないところもあった。長嶋のために、プロの猛者たちが野球少年になっていた。ヨシノブがヘッドスライディングをし、ノリが送りバントを決め、マツザカがムキになっていた。それが面白かった。でも、ジョージ・マッケンジーがバントをしたときは、「やめろ!」と叫んだ。
 高橋尚子はどんな思いで野口のフィニッシュを見た、あるいは聞いたのだろうか。
 ラドクリフは、いまも思い出しては涙を流しているのだろうか。
 井上康生はツブラヤのようにならないだろうか。
 敗れた選手が気になる。

3週間で3、5a
 前回、凸腹をへこますと宣言した。
 どうせ三日坊主だろうとせせら笑ったあなたには申し訳ありません。残念でした。
 まだ、しこしことトレーニングは続いております。(K子ちゃん、続いてるかい?)
 ジムへ通い出したのが8月9日。あれから3週間。で、どうなったか。
 週5日、1回約2時間。
 腹筋500〜1000回。
 エアロバイク30分(心拍数100〜130でしっかり漕ぐ)。
 トレッドミル(膝が痛いので走らず大股速歩)30〜40分。
 それにマシンで膝と大腿四頭筋の強化。肩のリハビリも。
 家ではご飯お代わり無し、間食無しの食事療法。
 その結果を中間報告します。
 ウエスト89、5aが→86aに(3、5a減)。
 体重70、5kgが→67、5kgに(3kg減)。
 ズボンがゆるくなった。カラダが軽い。ビールがうまい。
 そしてなにより、ご飯を一杯限定と決めていると、ご飯一粒一粒を大事にゆっくりかみしめて食べるようになったこと。うまさが違う。ありがたさも違う。これが何よりの収穫。ちょっとツライものがあるけれどね。