平成18年6月17日 Vol 141 |
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生活科学習 尾戸小学校の1年生8名と、2年生11名(これで全員)が、生活科学習で金子農園にやって来た。どこへ行きたいですかと児童にアンケートをとるといつも、「金子さんち!」という声が上がるのだという。ま、行きたいところと言っても近くでほかに行くところなんてないからな。で、毎年うちへ来るのが恒例となっているのだが、慣れた先生はいいが新任の先生は、〈個人のお宅に伺っていいのかしら〉と悩むらしい。 はじめに児童の自己紹介がある。「ぼくはどこどこのだれだれです。好きな勉強は国語と体育です」「私の好きな食べ物はイチゴとバナナとパイナップルです」。大概は、保育園時代から遊びに来ているので顔見知りなのだが、なかには、「クワガタの幼虫は?」と1年前の安請け合いの約束を忘れない男の子もいるのであわてさせられる。ずっと手を握ったまま離さない甘えん坊の女の子もいる。 庭やら畑やらを見て回ったあと、質問タイムもあって、いろいろなことを聞かれる。 「金子さんは何歳ですか」、「好きな食べ物は何ですか」、「ゆめちゃんは家の中で暴れますか」などの質問に応えていると、いきなり、「金子さんは仕事をしてるのですか」などというスルドイ質問が飛んでくるので油断はできない。今回は、「金子さんの好きな人は誰ですか」ときた。 いや、まいったね。 「うーん、金子さんが好きなのはねえ、名前は内緒だけど尾戸小の先生」と答えたら、「わー、誰?誰? 校長先生でしょ、いや○○先生でしょ」と大騒ぎの生活科学習になってしまった。 校長先生は確かに女性ではある。○○先生というのは美人の誉れ高い先生だ。でも申し訳ないけれど両者ともピンポーンではない。いやいやそういうことよりも、担任の先生がた、授業中に悪ふざけの不謹慎な発言でお騒がせしてすみませんでした(こんなに盛り上がると思いませんでした)。 数日後、お礼の絵手紙文集が届いた。これがまためっちゃ面白い。 「かねこさんちはこわいめんがありました。すごいものもありました」(こわいめんというのは作業小屋にあったアフリカのお面のことだろうけど、すごいものってのはなんだ?) 「にわとりがさけんでいました」(叫んでたか) 「金子さんちはごうかなのでとまりたくなりました」(豪華に見えたんだ) 「ろてんぶろのまえに木でつくられたおしりがあっておもしろかったです」(そう言えばなで回してたな) 「金子さんちのおふろがおんせんみたいでした。すごかったです。こんどはいりたいです」(うん、こんどお母さんを連れておいで) 「おふろがすごかったです。金子さんちにすみたいです」(住むのはちょっとなあ…) 「ろてんぶろこんどはいらせてください。そしてアイアンマン・ジャパンがんばってください」(おいおい、アイアンマン・ジャパンなんて、なんで知ってるの) 一生懸命書いてくれたのだけど、1年生のなかには、難解なのもあった。 「これはねこのやつかねこさんのやつのかみなのよ しるのかなしるよねかねこさんね もしるのだうんそねしるもんね わかるのにね」(知る? 何を? わかんないよ〜) もうひとつ、これも超難解だったが、これは解読したぞ。白い三角の建物らしい絵の横に、縦書きでこう書いてあった。「かなのすうは」??? はい、あなたも解読してください。こりゃ、尾戸のダヴィンチ・コードだぜ。 来週か再来週には、こんどは5、6年生のご一同様がおいでになるとか。こころしてかからねば…。 |