平成18年7月27日 Vol 142
よかさ!
平成18年7月豪雨
 まあ、よく降ったこと。
 どのくらいの量が降ったかは知らないが、連日のように200_だ300_だとテレビで騒いでいた。台風が過ぎて一旦はこれで梅雨も明けたかと思われたのだが、また梅雨前線が戻ってきてしまい、それが九州の南北を行ったり来たりというか、上がったり下がったりしていつまでも居座ったのだった。鹿児島や熊本では大きな被害も出て、被害にあわれた方々は気の毒だったが、幸いわが農園は流されずに済んで、まずはよかったと胸をなで下ろしたのでありました。
 関東方面の友だちからはお見舞いのメールや電話をたくさんいただきましてありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。お見舞いをくれない友だちも約13名ほどいました。心当たりのある方は、「あ、メールの1本も入れておくんだったな」と反省してください。

田舎暮らし体験バスツアー
このところテレビの取材はきっちりお断りしていたのだが、ここへ来てまた立て続けに引っ張り出されてしまった。断り切れない筋を通じての依頼でしぶしぶ応じたのだが、さすがに露天風呂の入浴シーンだけはお断り願った。何度もそれをやっちゃあオシマイよと思ってるからだ。
 KTNテレビ長崎と、NBC長崎放送なので、関東方面には流れないと思うが、どちらも団塊の世代の2007年問題を意識しての企画で、Iターン、Uターン者の田舎暮らしを支援する県や市とのからみでの特集。長崎県で田舎暮らしの実践者といえばアイツということでまたまたかり出されたというわけ。
 まあ、こちとらのやってることはいつもと変わらないから、内容もいままでの映像と似たり寄ったり。撮されるこちらはただただこっ恥ずかしく、不機嫌が募るばかり。「もう少し笑顔を見せればいいのに」と君子さんから注意されるが、冗談じゃねえ、男がへらへら笑えるかってんだ。
 その関連で、市では田舎暮らしを考えている人たちを県外から誘致し、8月には第1回目の
田舎暮らし体験ツアーを実施することになった。それは結構なことなのだが、なんと、そのツアー客をうちに連れてくるのだという。とうとう、金子農園には体験ツアーのバスがやってくることになっちゃった。こりゃ、昼にパンツいっちょでそーめんすすってるばやいじゃねーな。

海の家大家族
 記録的豪雨で避難勧告が出た水俣市と熊本市から、元気なお嬢様3名がわが家へ避難してきた。なぜか川越市からも1名。そしてことしもわが家は海の家になった。梅雨も明けたので早速、海水浴へ連れ出す。琴海尾戸町ではまれにしか見ることができない白い肌が超まぶしく、目がつぶれそうになったのだった。夕方は露天風呂で騒いだあと酒宴。現役美女3名と元美女2名に囲まれて幸せではあったあが、かしましい×2の話にはついていけず、すごすご退散。9時就寝。夜中に目を覚ましたらまだワハハワハハの声が聞こえてくるのであった。
 翌日、入れ替わりにこんどは茅ヶ崎市、成田市方面から、孫台風(5歳と0歳7ヶ月)が襲ってきた。横浜市方面からは大婆台風(93歳)も。
 5歳は、ムシキングに目覚め、ジイジイにカブトムシの捕獲をせがむのであった。
 0歳7ヶ月は、バアバアの細い目をさらに細めるのであった。
 93歳は、海水浴やサザエ採りにはあまり興味を示さないのであった。
 5歳の母親と0歳7ヶ月の両親を加えて突如、金子農園は総勢8名の大家族になったのであった。

準グラで東京へ
 相次ぐ避暑客や孫たちの相手に疲れちゃったから、おいら二、三日逃げ出すぜ。 ちょっくら、東京へ行っつくらあ。
 いや、なに、いまさら東京見物ってわけじゃねえんで。旅費は持つから出てこねえかってとこがあってね。そうなんで、例によってエッセイ・コンテストの授賞式なんでげす。いや、グランプリならどうでえって、えばって胸を張れるんだけど、準グランプリってえ冴えねえやつなんで大きな声じゃ言えない。だけど、なにせロハで東京へ行ける、しかも小遣いまでくれるってんで、へい、行きやす、なんて調子よく返事しちゃって。どうも、貧乏人は根性がいやでござんすね。