NEWS LETTER | |
Vol.26 平成13年11月14日発行 |
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クワ修理 畑を耕していた母ちゃんが、「クワが折れちゃった」と、両手に壊れたクワをぶら下げて上がってきた。 「カヤの根っこを掘り返していたら、ボキッと折れちゃった」とのこと。よくあること。「まっかせなさい」と、父ちゃん、得意の修理。このときのためにと、とってあったカタシの木を削って、トントントン。「はい、一丁あがり!」。これでまた、3年ぐらいはもつ。 壊れたら直す。これ、自給自足の鉄則なり。 壊れたから捨てる。新しいものに買い換える。今頃はなんでも安いんだから買っちゃったほうが早い、なんて言っちゃあ、ダメ、ダメ。 |
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イモ掘り 魚が捕れないから、今週も、父ちゃんはのら仕事。イモ掘り。 母ちゃんの指図に従って、紫イモと、ヤマイモを収穫した。 ポリフェノールを多く含み血液をサラサラにすると言われていま話題の紫イモと、精力のつくヤマイモ。東京のガンちゃんに送ってやったら、カミサンからお礼のメールが来た。「好物のサツマイモが届いたので、早速、大学イモをつくろうと思ってタワシで洗っていたら、紫イモだったので、急遽、イ・モンブランにしました。また、豚汁をつくろうと思ってサトイモをタワシで洗っていたら、ヤマトイモだったのでびっくり。泥付き野菜は、油断が出来ません」。 |
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桑の木 「桑の木はいつまでも色がきれいなので、何かつくるといいよ」と、佐藤さんが持ってきてくれたので、早速、写真のような器をつくってみました。 チェーンソーで削って、おおよその形をとり、あとはノミで仕上げ。 取りたての早生ミカンを入れてみました。 あ、そうそう、ことしのミカンは、「超うまか!」です。 久しぶりの木工。まだ、木はいっぱい残っているので、こんどは何をつくろうかと楽しみ。ミカン採りが片づいたら、また、木工の世界に入ってみよう。 |
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ソバ米 ソバ米のうまさを知る人は少ないと思う。申し訳ないけれど、これは、うちへ来た人にしか食べさせられません。 ソバの実をゆでて、4、5日干して、それを荒く挽き、お粥のようにして食べるのだけれど、この荒く挽くというのにコツがいる。これについては特許を持っている人もいるくらいで、つまりそれくらい難しい。石臼で挽けば粉になってしまう。 そこで、父ちゃん、考えた。タブの木を細工して、ソバ米専用挽き器をこしらえた。まあ、バッチリとはいかないまでも、まずまずのものができた。こういうものをあり合わせの材料で工夫して、自分でつくるのも、自給自足的田舎暮らしの楽しみのひとつであります。 |
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醤油完成 自家製醤油が、ついに完成しました。 君子がつくったので、『キミコーマン醤油』と名付けようと言ったのですが、あまりいい反応はありませんでした。いい名前じゃないの、ねー。 少し辛めではあるけれど、まずまずの味。長崎の醤油は甘くて、口に合わないので、いまだに東京の友人から送ってもらっているのだけれど、なんとか、これで間に合いそう。 大豆も小麦も自家製。何でもイチからの手づくりにこだわる母ちゃんも、「どう、いけるでしょ」と、満足そう。 |
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料理? 酔っぱらって8時に寝て、12時頃、トイレに起きた。 なにやら、母ちゃん、ゴソゴソやっている。12時だっていうのに、まだ寝ないで夜なべ仕事。ほんまにこの人、よう働くわ。眠くならんのやろか。 「なにしてんの?」と聞くと、「見ればわかるでしょ」。 「?」。「!」。 「かずまさ…!」。 おっと、いけねえ、いけねえ。 |