平成14年11月29日 Vol 66 | |||||||||||
『夢田舎』29号 本日29日発売です。 父ちゃんと君子さんが、表紙を飾っています。 どうやって年を越そうか、どうすれば食いつなげるだろうかと、深刻に話し合っているところが表紙になってます。 巻頭カラーも11ページに渡って、金子漁師の特集です。 本屋さんで見てください。お金を持っている人は、1冊買って、「これ、おれの友だちだぞ」と自慢してください。 見せた相手から、「だからどしたの」と言われても、責任はとれませんが。 立若カメラマンの写真がきれいです。 本條編集長が、自ら筆をふるってくれています。 連載中の、「田舎暮らしの鉄人」も、今回でPART5、ますます好調です。いや、好調じゃありません。前言撤回します。でも、読んでみてください。最後のお願いです。 |
|||||||||||
ブラジルで… 町のスーパーで、見知らぬ人から声をかけられた。 「あの、金子さんですよね」「ハイ、金子です」 「実は、私の兄がブラジルに住んでるんですけど、その兄から最近、電話があって、「琴海町の金子さんという人が、2度もテレビに出てたよって言うんです」 「東京のニュースはよく流れるけど、琴海町が2度も映るなんてと、びっくりしたそうなんです」 へー、父ちゃんもびっくりしたぞ。ブラジルでねえ。どこのテレビだろう。 しかし、まいったな、これは。とうとう、世界的になってきたか。 |
|||||||||||
島津製作所 まいった、と言えば、これもまいったぞ。いや、驚いた。 ご存知、島津製作所。 いまや、島津製作所を知らぬ人はいないだろう。いま、いちばんホットな会社。 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが勤める会社だ。 何を隠そう、父ちゃんは昔、この島津製作所に5年間も勤めていたんだぞ(威張ってもしょうがないか)。 京都の工場で、研究所に勤務。高校を出てすぐのことだ(君子さんともここで知り合った。関係ないか)。 もっとも、そこで落ちこぼれて、大学へ行き直したんだけど…。 なぜ、落ちこぼれたか。そうです、頭が悪かったからです。 コンピュータの仕事は、ぜんぜん分かりませんでした(だいたい研究所ってガラじゃない)。分からないから、会社のビルの屋上でロッククライミングの練習をしていました。屋上からザイルで地上まで降りて大目玉を食らったりしてました。 あとは、ひたすら酒を飲んでました。 「飲ーめるバカ学賞」なら、もらえたかもしれないけど、誰もくれませんでした。癒し系のアイドルにもなれませんでした。 でも、島津製作所出身というのは厳然とした事実なので、これからは、これをプロフィルに入れておこうと思います。格が上がるかもしれません(んなわけないか)。 そう言えば、もうひとつ、ついでに発表しちゃいましょう。 ことし直木賞をとった山本一力さん。彼の経歴を見て下さい。出身校が、東京都立世田谷工業高校。父ちゃんの出た高校じゃないか。 どうだい、父ちゃんはこう見えても、出はいいんだよ。ただ、そう、あとが悪い。分かってる。 |
|||||||||||
ミカン情報 これが、いちばんなってる木。あとはパラパラ。 ことしは大不作です。 去年ならせすぎたのがいけなかったんです。ちゃんとしたミカン農家は、毎年平均するようにうまく調節するのですが、うちはちゃんとしてないので、なる年はたくさん、ならない年はまるでだめと、1年置きに豊作と不作がやってきちゃうんです。 よく言えば自然流、悪く言えばズボラということ。 でも、味はいつもと同じ、バッチシです。 無農薬の野生児、昔を思い出すミカンらしいミカンです。 不作なので早いモン勝ちです。 「さあ、いらっしゃい、ラッシャイ。早く申し込まないとなくなっちゃうよ。あと一人だよ」 嘘です。不作と言ったって、少しはあります。いつもの方には送ります。 来週から採り始める予定です。でも、予約はお早めにお願いします。 |
|||||||||||
ISDN ブロードバンドって、どんなバンドですか。 田舎には、そんなバンドのグループは来ません。 ADSLなんて病気も、こっちではまだ、ぜんぜんはやってません。 でも、ISDNは遅ればせながら、金子農園にもやってきました。 だからって、何も変わりゃしませんが…。 |