平成16年3月22日 Vol 99
二十四の瞳
 卒業式は卒業式というのだと思っていたら、正式には卒業証書授与式っていうんだってね。知らなかった。へーと思って君子さんに聞いてみたら、「あらいやだ、昔からそう言っていたわよ。うちの子ども達のときだってそう言っていたから」とあきれられた。まったく、いい年こいて困ったもんだ。でも、それじゃ、入学式はなんて言うのかね。こういうことは、いまさら恥ずかしくて聞けないもんなあ。どなたか、そっと教えてください。
 琴海町立尾戸小学校の卒業証書授与式に招かれて、ことしも行ってきた。その案内状に、その授与式ってのが書いてあったのだ。なぜ、子どももいないのに呼ばれるのかというと、父ちゃん、ゲスト・ティーチャーとして日頃から交流があるのだな。
 ことしの卒業生は、全員で12名。つまり、二十四の瞳ってわけ。
 代わって新入生は6名。差し引き6名減って全校生42名になる。2年、3年と、4年、5年が複式学級。
 1学年6名というと、昼休みにドッジボールはできたとしても野球なんかどうするんだろうね。3人ずつのチームになるから、満塁になったら打者がいなくなっちゃう。守る方も大変。ピッチャーとキャッチャーをのぞいたら野手はひとり。これは忙しい。
 でも、学業成績はいいか。学年で6番です、なんて。知らない人が聞いたら、おっと思う。

ソツギョウバナ
 
 昔は桜と言えば入学式の花だった。この頃は、卒業式の花となった。去年も、そうだった。
 地球が暖かくなっているらしい。
 この辺では、アオモジの花を、卒業式のころに咲くので別名ソツギョウバナと呼んでいるけれど、そのうち、桜のことをソツギョウバナと呼ぶようになるかもしれない。
 桜前線だって、つい最近まで九州から北上して行ったものだが、ことしは東京がいちばん早かった。そのうち、桜前線南下中なんてニュースが流れるかな。

歯が痛いときは焼酎
 パンをかじっていたら、奥歯がグラッときた。この頃、あちこちガタがくる。
 10年ほど前、歯医者から、「小学生のような健康な歯をしてますね」と言われ、自慢だった。見る影無し。
 気持ち悪いので歯医者へ行ったら、麻酔を打たれて抜かれた。その麻酔が効かないでイタイ、イタイ。酒のせいで麻酔が効かない体質ができあがったらしい。医者には酒を禁じられたが、ミカンの師匠タニグチさんからは、「歯が痛いときは焼酎を飲めば治る」と言われた。やってみよう。

中央区区長
 3月21日(日)、地域(中央区)の総会があった。
 父ちゃん、15年度の区長代理と会計をしていたので、収支決算書と16年度の予算書案を発表し承認を受けた。それは無事に終わったのだが、続く役員の改選で、区長にさせられてしまった。
 こういう役はいちばん苦手とするところで、やりたくないのだけれど、選挙で選出されちゃったので逃げるに逃げられない。まいった。
 その朝、新聞を読んでいたら、『午年生まれは強運すぎる人』◎2004年から10年間は順風満帆の運気にある。という本の広告が載っていた。父ちゃん、午年だから、おっ、これはいいぞ、と喜んでいたら、なんの。
 なにが強運だ、どこが順風満帆だ。書いたやつ出てこい!