ユダヤ/キリスト教


『聖書』icon日本聖書協会
 『旧約聖書』と『新約聖書』のワンセット。私が持っているものは、漫遊書店で100円で買ったものなので、1955年改訳版と、ちと古かったりする。研究室を見てもらえば一目両全だが、悪魔・天使について調べるにあたり、必ず持ってなければならない、原典中の原典。「イザヤ書」のルシファー他、バール、モロクなど、いろんな悪魔の原初の姿を見ることができる。私の聖書も、付箋紙貼りまくり状態になってるしで。

『新約聖書』日本聖書協会
 私が持っている『新約聖書』は、国際ギデオン協会が無料で配布しているもの。1954年改訳・口語訳版。『新約聖書』は『旧約聖書』よりも天使・悪魔の活躍する場が少ないが、やはり『ヨハネの黙示録』の存在は大きい。サタンとミカエルの戦いのくだりは、ぜひとも読んでおいてほしい。

『旧約聖書 創世記』岩波文庫
 

『旧約聖書 出エジプト記』icon岩波文庫
 

『旧約聖書 ヨブ記』icon岩波文庫
 前5〜3世紀頃に成立したと考えられる、ヨブと神の対話の書。この書で初めてサタンが登場する(訳では「敵対者」)が、一般的に考えられている悪魔の姿ではなく、神の子らのひとりとして登場。神の命令で、ヨブの信仰を試している。

『新約聖書外典』icon講談社文芸文庫
 

『旧約聖書外典』icon講談社文芸文庫
 

『聖書外典偽典4』教文館
 

『讃美歌 讃美歌第二編』日本基督教団出版局
 『讃美歌』と『讃美歌第二編』を合本した、キリスト教の唱歌集。合計すると826も掲載されている。当然のように、主イエスを讃美した歌ばかり。

『キリスト教の本』icon学研
 

『ユダヤ教の本』icon学研
 

『マリヤの讃歌』マルティン・ルター/岩波文庫
 これは古本屋で250円で買ったものだが、定価は80円也。というのも昭和28年発行版だから。ルターは言わずとしれた宗教改革者で、1520年頃に書かれたもの。タイトル通り、マリア信仰に関する内容で、ルターがマリアをどう捉えていたかがわかる。

『切支丹の里』icon遠藤周作/中公文庫
 

『キリストの誕生』遠藤周作/新潮文庫
 

『神の国』アウグスティヌス/岩波文庫
 アウグスティヌスは350年から430年頃の神学者で、初期キリスト教の中でも最大の思想家とも言われるほど。もともとはマニ教徒だったが、キリスト教に転向した。これは413年から426年にかけて、書かれたものとされている。キリスト教がローマの国教になったのが325年なので、アウグスティヌスの頃は、ギリシア・ローマ哲学からキリスト教神学へ欧州の思想文化が移り変わる時代だった。この『神の国』にも、プラトン主義についた言及され、影響されている。ちなみに第3巻には、ルシフェルについて少し言及されている。

『カトリックの信仰』岩下壮一/講談社学術文庫
 タイトル通り、カトリックの信仰・思想について、詳細に書かれた本。文庫なのに2000円と高めだが、カトリック思想について知りたい方には最適。天使・悪魔についても1章をさいて解説しており、カトリック思想的にどう扱われてきたかが、よくわかる。

『キリスト教の歴史』icon小野垣雅也/講談社学術文庫
 

『奇蹟』エーリッヒ・フォン・デ二ケン/角川文庫
 デニケンは宇宙考古学の元祖だが、これは実際に起こったキリスト教の奇蹟の事例を採取したもの。デニケンらしく、異星人キリスト説も紹介されている。巻末の「奇蹟の暦」は、多くの事例が紹介されているので、奇跡データとして最適。

『聖書小事典』小嶋潤/現代教養文庫
 

『古代ユダヤ教』iconマックスヴェーバー/岩波文庫
 

『ユダヤ古代誌』iconヨセフス/ちくま文庫
 

『キリストは日本で死んでいる』icon山根キク/たまの新書
 

『イエス・キリストの正体』斎藤忠/日本文芸社
 

『日本のキリスト伝説』武内裕/大陸書房
 

『聖書をこう読む』マンフレート・バルテル/講談社
 

『新約聖書小事典』山谷省吾/新教出版社
 

『封印された「黒聖書」の秘密』iconK.V.プフェッテンパッハ/学研ムーブックス
 「黒聖書」とは、聖書外典偽典のこと。主に「モーゼ7書」、「トマスによる福音書」、「ユダによる福音書」をベースに独自の聖書観を解説している。

『封印された【黒聖書】の真実』icon並木晋一郎/KKロングセラーズ
 

『ファティマ・第三の秘密』教皇庁教理省/カトリック中央協議会
 ヴァチカンの教皇庁が発表した、「ファティマ・第三の秘密」に関する公式文書。1917年にポルトガル・ファティマに住んでいたルチアのもとに送られた、聖母マリアからの3つのメッセージ。そのうちの第3のメッセージは長い間封印されており、終末の予言がされていると噂されていたが、2000年に公表された。内容は、教皇や司祭らが次々に殺されていくというもの。

『ファチマ 巡礼者へのしおり』ロメオ・マジョーニ/サンパウロ
 

『ファティマ・第三の秘密』icon五島勉/ノンブックス
 「ファティマ・第三の秘密」に、の『ノストラダムスの大予言』iconの五島勉が挑んだ本。しかし、その「第三の秘密」の部分、公式文書とまるっきり違う。カトリックの出版社に取材したものらしいが‥‥。

『ファチマ奇蹟の写真集』icon鬼塚五十一/フットワーク社
 ファティマを中心とした、聖母出現に関する本。

『戦慄の聖母預言』鬼塚五十一/ムーブックス
 

『宗教改革』iconリシャール・ストフェール/文庫クセジュ
 

『長崎版どちりなきりしたん』岩波文庫
 「どちりな」とは「Doctria」、「教理」のこと。つまり「キリスト教理書」である。この『どちりなきりしたん』にはいくつかのバージョンがあるらしく、これは1600年に長崎で刊行されたバージョンの復刊である。師と弟子の対話で、キリスト教の教理を解説していく内容で、江戸時代のキリシタン思想を知りたい方にオススメ。

『かくれキリシタン』片岡弥吉/NHKブックス
 

『かくれキリシタンの聖画』icon谷川健一/小学館
 

『聖人略伝』ピエール・ジュネル/ドン・ボスコ社
 

『モルモン教』末日聖徒イエスキリスト教会
 

『イエスの失われた十七年』エリザベス・クレア・プロフェット/立風書房
 

『マグダラのマリア 無限の愛』ジャクリーヌ・クラン/岩波書店
 

『はじめての死海写本』icon土岐健治/講談社現代新書
 「死海写本」のガイドブック。「はじめての」となっているけれど、これだけよくまとまっている上に、740円と安価なのは、これが「はじめての」本じゃないだろうか。「死海写本」発見の経緯、成立頃の時代背景、内容解説、クムラン宗団について、聖書との関連など。高い本を買わなくても、この本だけで、かなり理解することができる。

『死海写本が告げる人類最期の戦い』上原晨/ムーブックス/
 「死海写本」の本。「死海写本」を予言書とみなして、解説。一般的な「死海文書」の本はイエスの実像を中心としたものが多く、悪魔の資料としては面白みが欠けるが、この本では悪魔ベリアルと光の子らの黙示録的戦いを中心に解説しているため、なかなか面白い。

『封印された《死海文書》の秘密』K.V.プフェッテンパッハ/KKロングセラーズ
 同じく「死海文書」の本で、こちらも予言書とみなして解説。内容的にほぼ同じなので、こちらが『死海写本が告げる人類最期の戦い』のネタ本なのかもしれない。

『サンタクロースの秘密』稲垣美晴/講談社文庫
 クリスマスやサンタクロースに関する本。フィンランドのクリスマスの話が主で、いろんなサンタさんの秘密が書かれている。

『エクソシストとの対話』icon島村菜津/小学館
 エクソシストは、悪魔祓いを行う人。ヴァチカンで公式に任命されているエクソシストのインタビューを中心とした研究本。実際に活動しているエクソシストについて詳細にリポートされているので、エクソシストについて知りたい方にはオススメ。科学的検証もされている。

『サタンよ去れ!戦慄の悪魔ばらい』鬼塚五十一・白井一男/ムーブックス
 同じくエクソシストに関する本。ロバート・W・ベルトンの『The Devil and Karen Kingston』の翻訳が中心で、1974年アメリカで、実際に行われたという、カレンという少女に憑依した8人もの悪魔に対する悪魔祓い儀式のリポート。こちらもエクソシストについて知りたい方にはオススメ。

『霊魂の城』聖テレジア/ドン・ボスコ社
 学研の『神秘学の本』iconの「神秘学・秘教文献100」の1冊にあげられている、16世紀の女性幻視者の著書。人間の魂を城にたとえ、そこには7つの霊的段階があると説く。私が持っているドン・ボスコ社版は現在絶版だが、聖母の騎士社版iconで読むことが可能。