『アラビアンナイト』 | 1999年アメリカ |
『千一夜物語』から、有名な「アリババと40人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」「空飛ぶ絨毯」「王様と乞食」の四話を、スティーブン・バロン監督が映像化。映画と思ったら、テレビ用に製作されたものらしい。空飛ぶ絨毯などのマジックアイテムや、ランプの魔神などのモンスターたちが、最新SFXで甦る。
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『シンドバット 黄金の航海』 | 1974年イギリス |
『千一夜物語』のシンドバットを主人公とした映画。物語自体は、オリジナル。ここで紹介しようと最近見直したけど、面白かったなあ。悪の魔術師クーラの野望を砕くため、謎の黄金盤に秘められた海図をもとに、伝説のレムリア大陸を目指す冒険。このレムリアは、たぶんインドっぽい。女神カーリー像が動きだし、踊り始めるシーンがなんともいえない。
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『シンドバッド虎の目大冒険』 | 1977年アメリカ |
シンドバット、映画での3回目の冒険。女魔法使いゼノビアの呪いによって、ヒヒになった王子を救うべく、シンドバットたちは北の果ての地を目指す。悪役ゼノビアが異様に間抜けで、ミノタウルスのミナトンの最後も、なんだか可哀相だった。
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『アルゴ探検隊の大冒険』 | 1963年アメリカ・イギリス |
ギリシア神話の英雄世界を映画化。青銅の巨人タロスヤヒドラ、骸骨軍団などのモンスターたちが、人形アニメーションによって描かれている。見たのは子供の頃なので、話は忘れたけれど、クリーチャーたちの動きは、今でも覚えているなあ。
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『アルゴノーツ 伝説の冒険者たち』 | 2000年アメリカ |
これは『アラビアンナイト』同様、テレビ用に作られたもの。しかし、言われなかったら映画と思ってしまう出来栄え。イアソンがジェイソンになってるのが違和感ある(たぶん多くの日本人はジェイソン=『13日の金曜日』のはず)けれど、ヘラクレス、オルフェウス、アタランタなど、当然出てくるので、ギリシア神話ファンにはオススメ。後半に、メディア王女が登場‥‥美しか‥‥まあジェイソンとのラブロマンスな話になる。
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『モンキー・キング 西遊記』 | 2000年アメリカ |
『西遊記』ってことで借りてみたけれど、別物だった。一応、孫悟空と猪八戒と沙悟浄は登場するが、三蔵法師は出てこず、かわりにアメリカ人の研究家が悟空らと、『西遊記』の原本と著者・呉承恩を助け出す旅に出るというもの。このアメリカ人と観音さまが恋に落ち、後半は恋心によって、観音さまの神通力が使えなくなるという、日本のアニメのような展開になっていく。なぜか出てくる孔子の扱いなど、東洋人から見たら、違和感ありまくり。
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『ヤマトタケル』 | 1994年日本 |
『古事記』のヤマトタケル伝説を大胆にアレンジした古代日本娯楽活劇。前半はいいけど、後半はアレンジしまくりで、巨大ロボットまで出てくるし。
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『陰陽師』 『陰陽師2』 | 2001年、2003年日本 |
夢枕獏『陰陽師』の映画化。パート1では、芦屋道満をモデルとした道尊(真田広之)、パート2ではたぶん役小角をモデルとした幻角(中井貴一)との戦いを描く。パート2の方が神話的で、アマテラスとスサノオの神話が取り入れられてるが、正直、私は興ざめしてしまった。どちらかというと、古典に描かれるシーンを映像化しているパート1の方が好み。
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『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』 | 1994年日本 |
1966年に放映された『ウルトラQ』が、映画となって復活した。羽衣・浦島・竹取伝説と、遺跡の謎を追うというもので、前半は実在の土地・アイテムが使われている。佐賀県の吉野ヶ里遺跡も登場。
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『孔雀王』 | 1988年年日本 |
大ヒットした萩野真の密教マンガ『孔雀王』の映画化。日本と香港の合作で、孔雀役を三上博史、もう一人の孔雀・コンチェ役をユン・ピョウ、クビラ役をリュー・チャフィが演じていた。この漫画のヒットで当時密教ブームが起こる。
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『帝都物語』『帝都大戦』 | 1988年、1989年日本 |
大ヒットした荒俣宏の小説『帝都物語』の映画化。今の陰陽道・風水ブームの先駆けとなった映画で、現代に陰陽師を甦らせた映画。『物語』の方はH.R.ギーガーが護法童子のデザインをしてた。『物語』の方は原作にほぼ忠実だったが、それがかえって難解となってしまい、『大戦』の方は骨格だけ借りたオリジナル・ストーリーになってる。その後、1995年に『帝都物語外伝』が公開されたものの、まったくの別物‥‥。
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『スノーホワイト』 | 1997年アメリカ |
ディズニー映画でも有名なグリム童話の『白雪姫』の映画化。 ディズニー版のようなメルヘンタッチではなく、『本当は恐ろしいグリム童話』に紹介されるような、ドロドロしたサスペンスものになっている。意地悪な母役をシガニー・ウィーバーが怪演。
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『フィオナの海』 | 1994年アメリカ |
ロザリー・K・フライの『フィオナの海』を映画化したもので、1940年代のアイルランド北西部の島を舞台に、そこに住む少女と、アザラシの妖精セルキーの伝説を題材とした話。ケルトの文化に興味がある方にオススメ。
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『ウィッカーマン』 | 1973年イギリス |
日本公開は25年後の1998年だった、幻のカルト映画。私も吉祥寺の映画館で初めて観た時は、狂喜乱舞してしまった。なんと、今はDVD化されてるし。スコットランドの孤島に行方不明となった少女を探しに行った警官が、そこで島を支配する、古代ケルト宗教の存在を知る、というもの。歌って踊って火あぶりにする、牧歌的なケルトの島の雰囲気は良かった。島主役にクリストファー・リーが出ている。
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『ゾンビ伝説』 | 1988年アメリカ |
ウェイト・デイヴィスの『蛇と虹』 を、ウェス・クレイブン監督が映画化。他のゾンビ映画とは異なり、南米ハイチでロケを行い、現地の風俗やブードゥー教の儀式を丹念に描いているので、南米の宗教に興味がある方にオススメ。加えて、クレイブン監督お得意の幻覚と現実が入り混じるストーリーは、娯楽映画としても楽しめる。
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『ルシファー・ライジング』 | 1980年アメリカ |
アレイスター・クロウリーに傾倒していたケネス・アンガー監督の29分の短編映画。イシス、オシリス、リリスと共に、ルシファーが甦る話。リリス役のマリアンヌ・フェイスフルが「この映画はヘロインを吸って三回見なくてはとても理解できないわ」と語っていたとパッケージに書いているけど、まさにそんな幻覚みたいな映画なので、普通の娯楽映画とは、まったく違う。映画そのものより、この映画にまつわる逸話を楽しむものかも。
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『ザ・クラフト』 | 1996年アメリカ |
わかりやすく言うと、アメリカ版『エコエコアザラク』。ハイスクールで変人扱いされている女の子グループが、魔術を行い、ついには悪魔を呼び出すというオカルトもの。地元で公開されなかったから、遠くまで観に行ったなあ。ホラーではあるけれど、女の子たちの心理がよく描けていて、GOTH少女たちの青春映画って雰囲気。魔術コンサルタントとして現代の魔女パッド・デヴィンを起用してるとパンフにあるけれど、完成した映画を観た彼女らの魔女グループは抗議文を送ったって話。
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