■商品を売るな
インターネットでは、なんと「卵」が売れているんです。卵がですよ。近所では安いときには、1個10円のモノがです。
もちろん、普通の卵ではないんです。大草原の中で育ち、えさにも気を使い、市価の何倍という値段で売られています。
それが売れるんです。何故でしょうか?
このお店では、卵という商品に、特別な価値を加えているのです!
お客様に、
「 この卵でつくった卵焼きは想像できないうまさなんだろうなあ」
「きっと黄身は、爪楊枝でさしてもそのまま立つなあ」とか、
「この自然の卵をいただくと健康になりそうだなあ」
という、「ニッタ!」と笑いそうな想像を与えてくれるのです。だから売れるのです。
ですから、「商品を売る」のではなく「 商品(情報を含む)からもたらされる効果(感動)」を全面に売ることが大事なのです。
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■インターネット通販市場は右肩上がり
総務省によると、インターネット通販の市場規模は、年々増加するという見方が強いです。
実際、1999年からの市場規模(買い物する人口)は、おおよそ年毎に2倍となっており、2005年までは右肩上がりに成長するようです。このことは成功しているショップの皆様は肌で感じてらっしゃるはずです。
単純にいえば、1999年に年商100万円のサイトは、特別なことをする必要なしに、2000年には年商200万円、2001年には年商400万円、2002年には800、2003年には1600万円、2004年3200万円、2005年には6400万円。
ただ、ここまで綺麗に2倍になることはないかと思いますが、それでも年商1000万円は超えそうです。
ですから1日でも早くオンラインショップを立ち上げ、リピーターを確保するなどノウハウをつかむことが重要といえます。
もちろん今からでも十分間に合います。黎明期に立ち上げたサイトのノウハウがありますので、先駆者のそのノウハウを 利用すれば、その先駆者に追いつく可能性は十分にあります。ただ、同じ商品を同じ売り方ではだめですが。同じ商品でも違った切り口・組み合わせで販売してみる必要があります。
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■アイディアは、モノの切り方次第!
既存の商品を販売して成功している競合他社が多数存在場合でも、他社と違った切り口(売り方)で十分、新アイディアになります。十分勝てます。
たとえば、パソコン(何でもいいのですが)。パソコンショップは多数ありますが、プリンターのみのショップは聞いたことがありませんね。
それとかマッキントッシュのみで勝負したり、中古品のみとか(これはあるかな)、保証10年無料店、オンラインでの問い合わせが24時間できる、買ったはいいけど部品が合わなかった人のための部品交換市場の開設・・・など色々考えられます。
このように、何か1つでも商品の切り方、組み合わせをかえて、自社だけの「アイディア」で販売することが重要です。
もう一度、自分の商材を違った方向から見つめなおしてみましょうよ。
ライバルが多い商品は、市場も大きいので、成功した場合のリターンは期待できます。
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■オンラインショップは自動販売機!?
インターネット上にお店を持って、さあ開店!後は、注文メールを待つだけだ!
物販サイトにおいて、この考えは基本的に間違っています。
立ち上げ当初は、知名度がありませんから知ってもらう努力をしなければばりませんし、仮にある程度売れたとしても、売上げが落ちていくことは目に見えてます。日常品(商品寿命・商品サイクルが短いモノ)ならなおさらです。
頻繁な更新が求められます。一方、季節的なモノや長期の寿命なものは、日常品に比べて更新頻度は小さいです。
また、売れるショップとなるためには、顧客との接点を増やすことが重要ですし、注文がくれば、特に物販の場合は、「梱包」というアナログ(実店舗)と同じか、或いはそれ以上の作業を伴います。
しかし、ある程度、売上げが軌道に乗ってくると、市場が全国・全世界のため、ゆきだるま式に売上が伸びる可能性があります!
ただ、典型的な労働集約型のビジネスであることは確かです。(ある程度ITで省力化できますけれども)
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■地方が勝つ時代
使い古された言葉ですが「オンリーワン」であれば、売れます!特徴を全面に出せれば、売れます。
オンリーワンは地方にはいくらでもあります。むしろ、地方であること自体がオンリーワンではないでしょうか?都会にいて、地方のモノが買える、これはインターネットならではの強みではないでしょうか。
特に、地方で頑固に伝え守り続けている品やこだわりのモノ、そこでしか買えない一品モノなど、考えただけで買いたくなっちゃいます。
北海道の海産物、地方の地酒、時間をかけて作ったハム、一品モノのカバン、などなど、成功しているお店は地方が多いのは事実です。
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