はじめまして。不登校・ひきこもり支援もぐりとして活動している、古豊慶彦(ふるとよよしひこ)と申します。
僕自身、不登校でした。
学校へ行っていなかった頃の自分を想像すると、なぜだか湖にもぐっているイメージが湧いてきました。
その湖は自分の心の中にしかなくて、僕はその❝底❞にあるであろう❝何か❞を取ろうとしている。
その❝何か❞は時によって、人によって違うでしょう。
かわらないのは❝底❞に近づけば近づくほど、❝何か❞に近づけば近づくほど苦しくなるということ。
だから近づこうとしては苦しくなり、息継ぎのために水面へ上がり、時には水辺で少し休み、またもぐっていく。そのくり返しです。
水面に上がると、様々な人や事柄がもぐろうとしている当人を惑わせてきます。
「底には何もないよ。無駄なことはせずに上がってきなさい」「代わりにとってきてあげるから、あなたはもうもぐらなくていいよ」「あいつまだやってる。みんな終わったのにあいつだけ」
様々な言葉や行動に惑わされ、自分にとって本当に大切であろうことができなくなってしまうのです。
それはあたかも、今一時の我慢を投げかけてくるおとなだったり、問題の本質を優しくすりかえてくれる教師だったり、愛するが故に休息を受け入れられずせかしてしまう親だったり。
不登校・ひきこもり支援もぐりでは、そういった様々な周りからの惑わしをできる限り抑え、安心して湖にもぐれるような支援を目指しています。
かわりにもぐってあげることは誰にもできません。
学校に行っていなかった頃の僕は、布団にもぐって自分自身の情けなさに絶望していました。
不登校・ひきこもり支援もぐり 古豊慶彦